連載記事

浴槽まわりの「黒カビ」や「ザラつき」が気になる…。プロが仕上げに必ず使う“黒カビを防ぐもの”とは

家のこと

stock.adobe.com

2022.11.15

浴槽内のザラつきや、浴槽と壁の間のゴムパッキンの黒カビ汚れ、気になっていませんか? 毎日使うお風呂はキレイを保ちたいもの。そこで今回は、家事代行マッチングサービス「タスカジ」のmachamachaさんに、浴槽内と浴槽まわりを丸ごとキレイにする掃除方法について教えていただきました。

広告

連載:家事の達人「タスカジ」さんに教わる“家事術”

教えてくれたのは……タスカジのmachamachaさん

machamachaさん

家事代行マッチングサービス「タスカジ」ハウスキーパー。家事歴36年。タスカジアンバサダーとして雑誌取材やwebメディア記事掲載などに多数出演。
整理収納や掃除を通して、居心地のいい空間づくり、暮らしやすくするためのお手伝いを実践。100円グッズをはじめとした家事アイテムにも詳しく、より時短で楽に片付けや掃除ができる方法を提案している。北欧式整理収納プランナー。

浴槽内のザラつきの落とし方

浴槽内のザラつきの原因のひとつが「皮脂汚れ」です。
水を張った面に対して平行な位置や、浴槽の四隅によく溜まりやすく、素手で触れるとザラザラするのでよくわかりますよね。

浴槽内のザラつき掃除

皮脂汚れは、一般的なお風呂用洗剤を使用し、スプレーをして時間をおいてからスポンジなどでこすり洗いをすれば落とせるので、ふだんの掃除方法で十分です。
汚れを分解しやすくするためには、「時間をおく」ことがポイント。洗剤の力を借りて汚れを浮かせることで、力を入れなくても落としやすくなりますよ。

皮脂汚れに強いのは「アルカリ性成分の洗剤」

そんなザラつきが気になる場合には、皮脂汚れに強いアルカリ性の成分が入った洗剤を選ぶことをおすすめします。
バスタブクレンジング

スプレーをした後にそのまま放置し、強めのシャワーで洗い流すだけで、お掃除完了! 触ってみてザラつきが残っている場合は、スポンジで軽くこすり洗いをすればキレイになります。

ちなみに、お風呂周りのピンク汚れも気になるところです。
ピンク汚れは皮脂や石鹸カスがたまっているところに発生しやすく、黒カビよりかなり早いスピードで増殖しやすいのが特徴です。こちらもお風呂用洗剤で洗うだけで簡単に落とすことができ、発生を防ぐことができますよ。

浴槽まわりに目立つ「黒カビ」を落とす方法

浴槽内だけでなく、浴槽のまわりも汚れが溜まりやすい場所です。
すぐに発生しがちな黒カビに強いのが、カビキラーなどの「塩素系の洗剤」です。

黒カビ汚れが気になる部分には、カビキラーをスプレーし、数分後に水で十分に洗い流します。

※洗剤の液性によっては、混ざると有毒ガスなどが出て危険な洗剤がありますので、使用上の注意を確認してから使用してください。洗剤は混ぜないよう注意してください。黒カビ汚れには「カビキラー」

ゴムパッキンの頑固な黒カビには、塩素系洗剤を「パック」して放置

浴槽と壁の間のゴムパッキンの黒カビ汚れが、頑固でなかなか落ちないときには、塩素系洗剤でパックすることが効果的です。

1.カビキラーを頑固な黒カビ汚れ部分にスプレーします。
ゴムパッキンの頑固な黒カビを取る方法1

2.スプレーした場所にキッチンペーパーを密着するように覆い、カビキラーが蒸発しないようにラップをかけます。
ゴムパッキンの頑固な黒カビを取る方法2

3.このまま20~30分ほど放置したら、水で十分に洗い流して完了です。ゴムパッキンの頑固な黒カビを取る方法3

仕上げの「アルコールスプレー」でカビを予防できる!

仕上げの「アルコールスプレー」でカビ発生予防

ゴムパッキンなどのカビが発生しやすい場所には、掃除の仕上げに「アルコールスプレー」を吹きかけるのがおすすめです。
アルコールは菌の発生を抑えてくれるので、カビ予防に効果的! 依頼者さまのご自宅でよく使用していて、効果を実感しています。
揮発性があってすぐに蒸発するので、シュッとスプレーするだけでOKです。まわりに広がるのが気になる場合には、クロスなどにアルコールスプレーを含ませからて拭き上げるようにしてください。

一日の終わりに心地よいバスタイムを過ごすには、清潔な浴槽をキープしたいもの。ふだんの掃除+αでできることばかりなので、ぜひ取り入れてみてくださいね!
※いずれの洗剤も、パッケージの表示の注意点をよく確認してから掃除をおこなってください。

取材協力:タスカジ

広告

著者

shukana

shukana

小学生、幼稚園児の男の子のママ。出産前まで紳士服業界に携わり、TES(繊維製品品質管理士)の資格を取得。 暮らしをより楽しく、よりラクに過ごすための方法を日々模索中です。

気になるタグをチェック!

saitaとは

連載記事

家事の達人「タスカジ」さんに教わる“家事術”

広告

人気記事ランキング

ランキングをもっと見る