教えてくれたのは……タスカジのくくるさん
家事代行マッチングサービス「タスカジ」の人気ハウスキーパー。関西エリアで活動し、掃除から料理までマルチに活躍。大手家事代行会社で研修担当の経験もある家事のベテラン。効率よくピカピカにする熟練の掃除テクニックと心あたたまる家庭料理で、依頼者からの信頼も厚い。タスカジの講座の講師としても活動している。
コンロ掃除に適しているのは、油汚れに強い洗剤
今回のお掃除の中で使っている洗剤は、こちらの3つです。
- 「Magica 一発洗浄スプレー」
- 「セスキ炭酸ソーダ」
- 「オキシクリーン」
「セスキ炭酸ソーダ」は、市販のスプレータイプのものを用意する、またはセスキ炭酸ソーダの粉末を水に溶かしてスプレーボトルに入れて使います。濃度は、水100mlに対してセスキ炭酸ソーダ1g程度が目安です。
どれも油汚れに強いので、コンロのお掃除に適していますよ!
ガスコンロ台のギトギト汚れを落とす方法
日常的に使うガスコンロ、汚れが溜まっていませんか?
汚れの原因になるのは、調理中に飛び散ったギトギトした油汚れや、吹きこぼれなどで焦げついた汚れが大半です。どちらの汚れも放置している時間が長ければ長いほど頑固な汚れになって落としにくくなるので、調理後にサッと拭く習慣をつけるようにしましょう!
軽い汚れの場合
調理後すぐで汚れが固まっていなければ、クロスなどでサッとこするだけでもキレイになります。使い捨てできる不織布で拭くのもおすすめです。
最後に、水拭きと乾拭きで仕上げたら完了です。
こびりついた汚れの場合
1.「Magica 一発洗浄スプレー」や「セスキ炭酸ソーダ」スプレーを吹きかけ、しばらくおきます。
かなりひどい汚れの場合は、吹きかけた後にラップで覆い、しばらく洗剤のつけ置きをしてください。
2.汚れが浮きあがったらスポンジでこすります。硬い素材のスポンジはキズをつけてしまう恐れがあるので注意しましょう。
3.水拭きと乾拭きで仕上げたら完了です。
五徳や汁受け皿の油汚れと焦げを一気に落とす方法
ガスコンロ台以上に油汚れや焦げつき汚れが溜まりやすいのが、五徳や汁受け皿などの部分です。一度こびりついてしまうと、こすっても落ちなくてつい後回しに……なんてこともありますよね。
ひどい汚れの場合は、取り外して「つけ置き」してするのが一番効果的! 汚れがやわらかくなって浮いてくるため、ぐんと落としやすくなりますよ。
1.ビニール袋(耐熱性のあるしっかりしたもの)に50~60度の熱いお湯と「セスキ炭酸ソーダ」や「オキシクリーン」などの洗剤を入れ、五徳や汁受け皿を入れて口をしばって密閉します。
「Magica 一発洗浄スプレー」の場合は、直接汚れに吹きかけて時間をおきましょう。
2.しばらくおいた後に、スポンジなどでこそげ取るようにこすり洗いします。
3.水で洗い流し、乾かしてから元に戻して完了です。
IHコンロの天板の油汚れと焦げを落とす方法
IHコンロの場合も同じように、天板の油汚れや焦げつき汚れなどを放置していると落としにくくなってしまいます。鍋底の汚れや水けも焦げの原因になるため、調理器具もキレイにしておくと◎です。
ガスコンロの場合と同様に、使用後にサッと拭くだけで汚れがこびりつかずに済みます。こまめに拭く習慣をつけるのが一番の汚れ予防策になりますよ!
軽い汚れの場合
調理後すぐで汚れが固まっていなければ、クロスなどでサッとこするだけでもキレイになります。使い捨てできる不織布で拭くのもおすすめです。
最後に、水拭きと乾拭きで仕上げたら完了です。
こびりついた汚れの場合
1.クロスや不織布で拭いて取れない場合は、クリームクレンザーをつけ、スポンジや丸めたラップなどで円を描くようにこすります。
2.クレンザーが残らないように、水拭きと乾拭きで仕上げて完了です。
IH専用のクリームクレンザーや焦げが取れるスポンジなども販売されているので、上手に取り入れてみてくださいね。
コンロの汚れは「放置しない」のが鉄則! 拭き掃除だけで落とせる汚れのうちにキレイにしてくださいね。
※いずれの洗剤も、パッケージ表示の注意点をよく確認してから掃除をおこなってください。
取材協力:タスカジ