教えてくれたのは……タスカジのmachamachaさん
家事代行マッチングサービス「タスカジ」ハウスキーパー。家事歴36年。タスカジアンバサダーとして雑誌取材やwebメディア記事掲載などに多数出演。
整理収納や掃除を通して、居心地のいい空間づくり、暮らしやすくするためのお手伝いを実践。100円グッズをはじめとした家事アイテムにも詳しく、より時短で楽に片付けや掃除ができる方法を提案している。北欧式整理収納プランナー。
その洗剤で本当に合ってる……?
“汚れ”とひと言でいっても、お風呂の壁やドアにつく汚れの種類はさまざま。きれいに、かつ簡単に汚れを落とすためには、汚れの種類に合わせた洗剤選びや掃除方法が必要です。
お風呂の壁やドアの三大汚れ「ピンク汚れ」「水アカ」「黒カビ」、それぞれの汚れに対応した掃除のポイントを押さえておきましょう!
1.ピンク汚れ
お風呂の壁やドアの隅、境目などの水が溜まりやすい場所によく発生する、ぬめぬめしたピンクの汚れ。
ピンク汚れは黒カビとは違い、「一般的なお風呂用洗剤」で落とせることがほとんどです。
掃除方法
ホコリなどの汚れがついている場合は、ブラシでサッとこすったり、水で流したりして汚れを取り除いてから、お風呂用洗剤をスプレーします。その後スポンジやブラシでこすり、水で洗い流して完了です。
洗剤の効果を最大限に発揮させるため、はじめに汚れを取り除くのがポイントです。
2.水アカ汚れ
お風呂のドアのガラス面など、うろこ状に白く目立つ汚れの多くは、水アカが原因。水アカに強い酸性の洗剤でないと落ちないこともあります。
水アカ汚れは、酸性の性質をもつ「クエン酸」で対応するのが正解!
掃除方法
水アカがどの程度こびりついているかによって、掃除方法が異なります。
軽い水アカ汚れの場合
クエン酸水(市販もの、または、水200mlに小さじ1のクエン酸の粉末を混ぜたもの)を吹きかけ、乾燥しないようにラップでパックします。
頑固な水アカ汚れの場合
クエン酸の粉末を少量の水で溶かし、ゆるい状態になったクエン酸ペーストを汚れ部分につけ、乾燥しないようにラップでパックします。
クエン酸水とクエン酸ペーストのどちらの場合も、最低1時間つけ置きした後、パックしていたラップで磨きます。クエン酸で浮いた汚れをはがしていくイメージで、こそげ落とすのがポイント。
最後にしっかりと水で洗い流し、クロスなどで水けを拭き取って完了です。
3.黒カビ汚れ
お風呂の壁やドアのパッキン、溝付近などに出現する、黒いポツポツした斑点は黒カビ汚れ。
黒カビ汚れは、カビキラーなどの「塩素系の洗剤」があれば落としやすくなります。
掃除方法
ホコリなどの汚れがついている場合は、ブラシでサッとこすったり、水で流したりして汚れを取り除いてから、カビキラーをスプレーします。パッケージに記載の表示時間をおいてから、スポンジやブラシでこすり、水で洗い流して完了です。
洗剤の効果を最大限に発揮させるため、はじめに汚れを取り除くことと、時間をしっかりおくことがポイントです。
汚れの種類に合わせた洗剤選び、掃除方法をマスターしておくと、もっとお風呂掃除がラクになるはず! 日々の掃除に、ぜひ役立ててくださいね。
※いずれの洗剤も、パッケージの表示の注意点をよく確認してから掃除をおこなってください。
取材協力:タスカジ