いつもと違う夫のひと言
先日、久しぶりに夫とケンカをした。原因は、その日私が履こうとしていたデニムを夫が洗濯したから。
洗濯機のところに置いていたけど、洗濯機の中には入れていなかった。それは、私的には、「履きます」という意味なのだ。
その日、洗濯機のスイッチを入れたのは夫だった。そして、干すのは私が担当した。洗濯機を開けたら、デニムが入っていた。
「洗ってる!」と思った瞬間、イラっとした。そして、洗濯を干し終えたあと、「洗濯機に入っていないデニムは洗わないで。履くつもりだったのに……」と、夫に伝えた。
普段だったら、「あ、ごめんね」と言うはずの夫が、「だったら、洗濯機のところに置かないでよ」と言った。
また、イラっとした。「洗うときは中に入れるの。それ以外は洗わないで」と伝えたら、「だったら、これから洗濯は任せます」ときた。
カッチーン!! である。
結婚15年目。ここ数年は、ケンカもほぼしなくなっていたので、この言い合いはとても珍しい。
その場にいた娘が、ものすごく気まづそうな顔をしていた。娘の前では、極力ケンカや言い合いをしないと決めているので、あまり見せたことのない会話だった。
夫婦関係をこじらせる“思い込み”
「私、ケンカがしたいわけじゃないんだよ。こういうときは、こうしてほしいなということをシェアしてるんだよ」。と伝えた。
夫は、「うん。だから、そういうルールがわかりにくいから、これからは任せるよ」と言った。
ものすごーくイライラした。なんだこいつ……。ケンカしたいのか? 望むところだ! 30代だったら、きっとそういう対応をしていたはず。だけど私もいろいろ学んできた47歳。なので、この状況を観察してみた。
まず、今日、このデニムを履こうと思っていたことを夫は知らない。洗濯機の近くにデニムがあれば、洗濯するのかな? と思うのは当然である。
「今日、履くつもりだったのに!」は、夫からしたら、「知らんがな」だ。
人は、自分の中で決めていることはまわりも理解していて当然。みたいな思い込みがある。特に身近な人にはそうなりやすい。「こうしてくれると思っていたのに」「こうするものでしょ?」。
この一方的な決めつけで相手を攻撃すると、夫婦関係は途端に悪化する。15年の夫婦生活で学んだ。
だから、最初に攻めた言い方をしたのはよくなかったな。と、反省した。
が! しかし! だ。その日の夫は、どうにも夫らしくない。普段なら、「あ、ごめん。これからは洗濯するときに確認するね」というタイプ。なのに、どうしたというのだ?
私たちが仲良くいられる秘訣
その場では、夫に対して、「ケンカがしたいわけじゃなくて、履こうと思ってたからついイラッとしちゃった。ごめんね。これからはもっとわかりやすく置くね」と伝えた。
そして、夫らしくない対応の原因についても考えた。このケンカをする数週間前から夫婦の時間が減っていた。娘の卒業や、春休み、入学とバタバタした日々の中で、スキンシップも2人での会話も普段よりも明らかに少なかった。
以前、セックスレスについてのコラム(約7割の夫婦がセックスレス!?レスに悩む前に日本の夫婦が向き合うべき「会話の少なさ」)を書いたが、今回久しぶりにケンカをしたことで、「セックスは、夫婦円満には欠かせないものなんだなぁ」と改めて思った。
久しぶりの夫婦ケンカは、そういう時間を数週間もたなかったタイミングで起きたからだ。
我が夫婦のことを赤裸々に発信するけど、このケンカの翌日、久しぶりに夫婦の時間を持った。
「私たちが仲良く過ごすためには、こういう時間を疎かにしてはいけないね」と言ったら、「関係あるかなぁ」と言ったけど、それは照れ隠しだろうと思った。
夫婦の数だけ、夫婦の形があるので、セックスすれば全て丸くおさまるよ! なんてことは言えない。これは、我が家の形。
仲良くいられるように、お互いにストレスを感じないように、15年かけて見つけた円満の秘訣。どんな形であれ、そういう秘訣を夫婦として持っていると良いよ! というお話。



