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普段「便利なものを使わない私」が圧縮バッグから気づいた“自分の中の罪悪感”

カルチャー

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2026.06.21

潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。

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連載:潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】

「便利なものを使わない私」に、友人が気づかせてくれたこと

「かほって、自分から便利なものを買ったり、使ったりしないよね? だから、私からのプレゼントはこれ!」

圧縮袋

そう言って、20年来の友人が誕生日にくれたのは、圧縮トラベルバッグ。

私の友人たちは、本当によく私のことをわかっていて、そしていつだって私を楽しませてくれる。

でも、そのときは友人が言った「便利なものを使わない」という意味がよくわからず、「どういうこと?」と聞き返した。

「食洗器とか乾燥機付き洗濯機とか。あったら便利じゃん。家事がラクになると、他のことに時間を使える。でも、そういうものを全く使わないし、頼らないんだもん」と言われた。

確かに私は、そのどちらも持っていないし、ほしいと思ったこともない。

食器洗いは嫌いではないし、そもそも我が家では、夕飯後の食器洗いは夫が担当している(私は、作る担当)。洗濯物は太陽の下で乾かすのが好き。雨が続く時期はコインランドリーのお世話になることもあるけど、自宅に乾燥機がほしいと思ったことはない。

「そういう人ってたくさんいない?」。

そう聞くと、友人は笑いながら続けた。

「それだけじゃないんだよ。料理するときも、味付けの素みたいなものを使わないし、忙しい時ほど手間ひまかけた料理をしているイメージがある」

言われてみたら、確かにそうだった。私は、ストレスがたまると牛スジを煮る。1キロのスジ肉を買ってきて、柔らかくなるまで時間をかけて煮込む。

意識しているわけではなく、忙しいときや疲れているときほど手間をかけることをしている。その結果、おいしい1品ができあがると、私の中からストレスが消えていく。私にとっては、一石三鳥の時間。

手をかけることが好き。でも、“手を抜けない”とは違う

考える女性出典:stock.adobe.com

でも、最近「自分自身」としっかり向き合うということを続けている中で、友人の言葉が気になった。

私はなぜ、便利なものを選ばないのだろう。

そう自分に問いかけたとき、最初に出てきたのは、「私は、“手をかける時間”が好き」という素直な気持ちだった。

でも、その奥にもうひとつ気づいたことがある。

「手をかけることが好き」と「手を抜けない」は、似ているようで全然違うということ。私はもしかしたら、便利なものを避けているのではなく、“ラクをすること”に罪悪感があるのかもしれない。

頑張ること。
誰かのために動くこと。
手間をかけること。

そういうところを「私らしさ」だと思い込んでいた部分がある。でも、本当の私は、手をかけることも楽しめる人。でも同時に、疲れた時は便利なものに頼っていい人でもある。

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新しい選択肢を受け入れた時、“本当の私”に近づいた

そんな私に気づかせてくれたのが、友人からの圧縮トラベルバッグだった。

正直、自分では絶対に買わないものだった。でも、もらったから使ってみた。そして、衝撃を受けた。

1泊旅行の荷物。今までならスーツケースを持って行っていた。でも、服を詰めて専用の機械で圧縮すると、なんと3分の1ほどの薄さになった。

喜ぶ女性出典:stock.adobe.com

「なんて便利なの!」

思わず声が出た(笑)。

これまでの苦労はなんだったのだろう、と思った。でも同時に思った。

私は、知らないうちに「今のやり方が一番いい」と決めつけて、新しい選択肢を遠ざけていたのかもしれない

もちろん、変わらないことが悪いわけじゃない。

手間をかけること。
時間をかけること。
自分の手で作り上げること。

それは、これからも私が大切にしたいこと。でも同時に、新しいものを取り入れることも、自分を大切にするひとつの方法なのだと思う。

便利なものを使わない私も私。

便利なものに助けてもらう私も私。

どちらかを選ばなければいけないのではなく、その時の自分が心地いい方を選べばいい。

そう思えた時、私はまた少し、“本当の私”に近づいていくのだと思う。

そして、これまで使ったことがなかった圧縮トラベルバッグは、今では私にとって大切なアイテムになっている。

視野を広げるということは、何か新しいことを始めることだけではなく、今まで選ばなかったものを受け入れて、自分自身を少しラクにしてあげることなのかもしれない。

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著者

潜在意識インタビュアーkaho

潜在意識インタビュアーkaho

フリーライター歴13年。著名人から話題の人まで幅広い方々へのインタビューライターを中心に活動中。ヒプノセラピーを学び、潜在意識の中にある大切な情報を気づくことが人生を変化させることを知り、潜在意識インタビュアーとしての活動を2022年からスタート。

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