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自分らしさは探すものじゃない。忘れてしまった自分を"迎えにいく"という考え方

カルチャー

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2026.07.19

潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。

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連載:潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】

「自分らしさ」がわからなくなる理由

自分らしさ出典:stock.adobe.com

「自分らしく生きたいです」

セッションを受けに来るクライアントさんがよく口にする言葉。きっと、誰もが一度は思ったことがあるはず。

でも、「あなたにとって、自分らしさとは何ですか?」と尋ねると、多くの人が言葉に詰まる。

「好きなことをすることですかね……」
「自由に生きること?」
「うーん……、わからないです」

"自分らしく生きたい"と思っているのに、その「自分」がわからない。

これを読んで、「私のことだ!」と感じている人に伝えたい。

自分がわからないことは悪いことではない。ただ、自分を後回しにすることを、とても上手に覚えてきてしまっただけなのだ。

私自身も、昔はそうだった。

誰かに合わせ、期待に応え、「ちゃんとした自分」を演じることが大人になることだと思っていた。

嫌われないように。
がっかりさせないように。
迷惑をかけないように。

そんなことばかり考えているうちに、自分が何を好きで、何をいやだと感じているのか、少しずつわからなくなっていった。

仕事柄、多くの方のお話を伺っていると、「自分がわからない」という声を本当によく耳にする。

「何がしたいのかわからない」
「本当はどうしたいのかわからない」
「周りから見れば幸せなはずなのに、心が満たされない」

その言葉を聞くたびに思う。

この人は、自分がないのではない。長い時間をかけて、自分の気持ちを後回しにしてきただけなのだ、と。

子どもの頃は、「これが好き」「これはいや」と素直に言えていたはずだ。

でも、「いい子でいなさい」「空気を読みなさい」「迷惑をかけちゃだめ」という言葉を受け取りながら育つうちに、いつしか、「私はどうしたい?」より、「どうするのが正しいか」を考える癖が身についてしまう

そして気がつけば、自分の本音を、自分自身が一番聞かなくなっている。

「自分に還る」ということ

セッションでは、ときどきこんな場面がある。

「本当は、どうしたいですか?」

そう問いかけると、しばらく沈黙が続く。

そして、小さな声で、

「……考えたことがありません」

そう返ってくることがある。

何十年も、自分より誰かを優先して生きてきた人ほど、自分の本音がわからなくなってしまう。

我慢を続ける女性出典:stock.adobe.com

だから私は、この言葉を聞くと胸がキュッと苦しくなる。

本当は疲れているのに、「大丈夫」と言う。
本当はいやなのに、「いいですよ」と笑う。
本当はやってみたいことがあるのに、「私なんて」と諦める。

そんな小さな我慢は、一つひとつは小さくても、何年も積み重なると、「本当の自分」が見えなくなってしまう。

私は、「自分に還る」という言葉を大切にしている。

自分に還るとは、これまでとは違う新しい自分になることではない。昔の自分に戻ることでもない。

誰かが期待する自分でも、世間が求める自分でもなく、自分の心が本当は何を感じ、何を望んでいるのかを、もう一度思い出していくということ

「私はどう感じている?」
「私は本当はどうしたい?」

その問いを、自分に返してあげる時間は、自分を甘やかす時間ではない。

長い間、誰かの期待を生きてきた自分から、本来の自分へ戻る時間。

自分の人生を、自分の足で歩きはじめるための、大切な時間なのだ。

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自分らしさは、探すものではなく、思い出すもの

自分の気持ち出典:stock.adobe.com

以前、このコラムで、「幸せは探すものではなく、気づくもの」「幸せを感じられるのは、いつだって『今』だけ」ということを書いた。

実は、自分らしさも同じなのではないかと思う。

自分らしさは、どこか遠くに探しに行くものではない。

資格を取れば手に入るものでも、誰かから教えてもらうものでもない。

もともと自分の中にあったものを、少しずつ思い出していくことなのだ。

不思議なことだけれど、本音に気づきはじめると、人生は少しずつ変わっていく

人と比べることが減る。
「こうあるべき」に縛られなくなる。
無理をしてつながっていた人間関係が自然と変わり、本当に心地いい関係が残っていく。

そして何より、自分で選んだ人生を歩いているという感覚が戻ってくる。

自分らしさは、「見つけるもの」ではない。

忘れてしまった自分を、少しずつ迎えにいくこと

もし今、「自分らしく生きたい」と思っているなら、今日一度だけ、自分に問いかけてみてほしい。

「私は、本当はどうしたい?」

その答えは、すぐには見つからないかもしれない。

でも、その問いを持ち続ける人は、少しずつ、自分の人生を生きはじめる。

自分に還るとは、自分の人生を、自分のものとして生き直すことなのだと、私は思う。

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著者

潜在意識インタビュアーkaho

潜在意識インタビュアーkaho

フリーライター歴13年。著名人から話題の人まで幅広い方々へのインタビューライターを中心に活動中。ヒプノセラピーを学び、潜在意識の中にある大切な情報を気づくことが人生を変化させることを知り、潜在意識インタビュアーとしての活動を2022年からスタート。

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