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娘が「優しい子ですね」と褒められて、私が少しだけ心配になった理由

カルチャー

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2026.07.26

潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。

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連載:潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】

「優しい子」は、親として何よりうれしい言葉

三者面談出典:stock.adobe.com

この春、中学生になった娘の夏休みが始まった。そして、夏休みになったと同時に、初めての三者面談があった。

小学校までは、担任の先生と私の二者面談だったので、娘も一緒にいる面談に私が少しドキドキしながら向かった。

先生は、4月に入学してから、夏休みまでの娘の学校での様子を伝えてくれながら、

「優しい子です」
「周りのことによく気がつきます」
「クラスメイト同士のトラブルがあると、間に入って解決してくれます」
「クラスにとって、なくてはならない存在です」

と、娘のことをたくさん褒めてくれた。

親として、これ以上ないくらいうれしい言葉ばかり。

「そんなふうに学校生活を送っているんだ」と胸が熱くなった。

一方で、私は少しだけ複雑な気持ちにもなってしまった。

それは決して、娘の優しさを否定したいとかではない。むしろ、その優しさを誇りに思ってはいる。

ただ、セッションでたくさんの人の話を聞いてきた私は、「優しい人」が抱えやすい苦しさも知っている。

だからこそ、娘の成長を見守る中で、「どうか、自分を犠牲にする優しさだけは覚えないでほしい」と願っていた

優しさと自己犠牲は、よく似ている

考える子ども出典:stock.adobe.com

このコラムを読んでいる方の中にも、「優しいね」と言われてきた人は多いのではないだろうか。

セッションで出会う人たちの中にも、「人のために頑張り続けてきた人」が本当に多い。

空気を読むのが得意で、人の気持ちによく気づき、頼まれると断れない。周りからは「優しい人」と言われる。

でも、その優しさの裏側には、

「私が我慢すれば丸く収まる」
「私さえ頑張ればいい」
「迷惑をかけてはいけない」

そんな思い込みが隠れていることも少なくない。

気がつけば、自分が何をしたいのかより、「周りがどう思うか」を優先することが当たり前になっている

もちろん、人を思いやることは素晴らしいことだ。困っている人に手を差し伸べられる人って、実はそうたくさんいないから。

でも、自分の気持ちを押し込めながら続ける優しさは、いつか心を疲れさせてしまう。

優しさは、美徳だ。けれど、自分を犠牲にしてまで守るものではないと私は思っている。

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娘には、自分も大切にできる人になってほしい

自分を大切に出典:stock.adobe.com

もちろん、娘には優しい人でいてほしい。でも、それと同じくらい、「私はこうしたい」と言える人になってほしいと思っている。

誰かが困っているから助ける。それは素敵なことだ。でも、自分が苦しいときには、「今日はできない」と言ってもいい。

無理をして笑わなくてもいい。

嫌なことには、「いやだ」と言っていい。

そんなふうに、自分の心の声にも耳を傾けられる人になってほしい

子どもは、大人が思っている以上によく周りを見ている。

親がいつも我慢していたら、「優しい人とは我慢する人なんだ」と学ぶかもしれない。

親が自分を大切にしていたら、「自分を大切にしてもいいんだ」と知ることができる。

子育ては、子どもに何を教えるかだけではなく、大人がどう生きるかを見せる時間なのだと思う

三者面談の帰り道、娘の手をつなぎながら、私はあらためて思った(娘はまだ手をつないでくれる)。

人に優しくできることは、本当に素敵な才能だ。だからこそ、その優しさを自分自身にも向けられる人になってほしい。

誰かのためだけではなく、自分のためにも生きられる人に。

それはきっと、娘だけではない。「優しいね」と言われながら頑張ってきた、すべての人に伝えたい願いでもある。

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著者

潜在意識インタビュアーkaho

潜在意識インタビュアーkaho

フリーライター歴13年。著名人から話題の人まで幅広い方々へのインタビューライターを中心に活動中。ヒプノセラピーを学び、潜在意識の中にある大切な情報を気づくことが人生を変化させることを知り、潜在意識インタビュアーとしての活動を2022年からスタート。

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