うまくいかないときこそ、目を向けたいもの
今年、私は年女。しかも、今年は丙午。なんだか勢いよく良いことがありそう! と期待してスタートした2026年が、あと数ヶ月で終わる。
えっと……。早すぎません? そして、思っていたような1年になっていない!
仕事が思うように進まない。頑張っているのに、なかなか結果につながらない。
実は、私にとっての2026年はこんな感じ。つい、「自分の何がダメなんだろう」「何が足りないんだろう」と考えてしまう日々だ。
もっと知識があれば、もっと自信があれば、もっとお金があれば。今の自分にないものを探しては、それが手に入れば状況が変わるのではないかと考える。でも、そうではないだろうと思い直して、また振り出しに戻る。そんなことを繰り返している。
もちろん、足りないものを補うために努力することは大切。でも、ないものばかりに目を向けていると、今の自分がすでに持っているものに気づけなくなってしまう。
何かがうまくいかないとき、私たちは目の前の不足に意識を向けがちだ。できていないこと、手に入っていないもの、思いどおりにならないこと。そんなことばかりを考えていると、いつの間にか、自分には何もないような気持ちになってしまう。
今の自分が持っているもの
できるだけ、その思考のサイクルに入り込まないようにしている。
ないものを数えはじめたら、きっといくらでも出てくる。もっと知識があれば、もっと自信があれば、もっと収入があれば。でも、そうやって足りないものばかりを探していたら、いつまでたっても満たされない気がする。
そこで、目を向ける先を変えてみる。「今の私には何があるだろう?」と。
そうすると、これまで積み重ねてきた経験もあるし、できるようになったこともある。思うような結果が出ていなくても、今までやってきたことがなくなるわけではない。そう考えると、少しだけ見え方が変わってくる。
うまくいかないことがあると、ついつい、すでに持っているものより、まだ手に入っていないものが頭に浮かぶ。でも、ないものばかりに意識が向いていると、今あるものの価値まで見えなくなってしまう気がする。
だからこそ、意識して「あるもの」にも目を向けたい。できていないことだけでなく、できていることにも。持っていないものだけでなく、すでに持っているものにも。
それで急に現実が変わるわけではないかもしれない。でも、自分の見方を変えることはできる。うまくいかない今の自分を、足りないものだらけの自分だと決めつけなくてもいいのだと思う。
なんとかなるか!と思える自分でいたい
うまくいかないことが続くと、先のことが不安になる。いつになったら状況が変わるのだろう。いつまでこんな状態が続くのだろう。そんなことを考える日もある。
それでも、私は最後には「なんとかなるか!」と思う。だって、私がずっと苦しいわけがないと思うから。
そう思える明確な根拠があるわけではない。いつ状況が変わるのかもわからない。でも、今うまくいっていないからといって、この先もずっとうまくいかないと決まったわけではない。
このコラムのテーマでもある「良い人生は後から」という言葉。人生も同じで、今はまだ思い描いたようになっていなくても、この先どんな花が咲くかはわからない。
だから、今の状況だけで自分の人生に結論を出さなくてもいい。足りないものを補うために努力することも大切だけれど、すでに持っているものを忘れないことも大切だ。
ないものに目が向いてしまう日があってもいい。でも、そこだけを見続けなくてもいい。今あるものに目を向けたら、少しだけ違う景色が見えてくるかもしれない。
あなたには、今、何があるだろうか。
手に入れたいものを考える前に、すでに持っているものにも目を向けてみよう。今はまだ途中なのだから。



