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「何が食べたい?」に答えられない40代。自分のことがわからなくなった私たちへ

カルチャー

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2026.09.13

潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。

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連載:潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】

「なんでもいい」が口癖になっていない?

ランチの場所を決める出典:stock.adobe.com

友人と、久しぶりにランチの約束をした。

日時が決まったので、「何を食べたい?」と聞くと、「なんでもいいよ」と返事がきた。

彼女は、普段なかなかランチに出かける時間が取れない。だからこそ、せっかくなら彼女が食べたいものを食べに行きたいと思った。

「和食、洋食、中華だとどれがいい?」

「どれもいいなぁ」

「最近食べてなくて、食べたいものとか、行ってみたかったお店とかない?」

「ん~、ないんだよね。おすすめのお店に連れてってよ」

あまりしつこく聞くのもなと思い、最近私が好きなお店のURLを送ると、「おいしそう! ここにしよう!」と返事がきた。

約束の日。お店でメニューを見ながら、「どれにしようかなぁ」と長い間悩んだ彼女は、最終的に私が頼むものと同じメニューを注文した。

そして、ぽつりと言った。

「お店、ありがとう。最近さ、自分が何を食べたいのかとか、行きたいお店とか考えても、全然浮かんでこないの」

友人は、食べたいものがないのではなくて、自分が何をしたいのかを考えること自体を、いつの間にかしなくなっているのかもしれないと感じた。

考えてみれば、私たちの毎日は、「私はどうしたい?」より「どうするのがいい?」を考えることのほうが多い。

家族が食べたいものを優先して、仕事では周りの状況を見て動く。休日だって、家族の予定や用事が先。

「何食べたい?」と聞かれれば、「なんでもいいよ」。

「どこに行きたい?」と聞かれれば、「どこでもいい」。

「何したい?」と聞かれれば、「特にないかな」。

そんなふうに答えることが、いつの間にか当たり前になっている。

でも、本当に「なんでもいい」のだろうか。

「今日はお寿司が食べたい」

「このお店に行ってみたい」

「今日はひとりでいたい」

「今週はもう予定を入れたくない」

そんな小さな気持ちは、実はたくさんある。

ただ、それを口にする前に、「相手はどう思うかな」「みんなはどっちがいいかな」と考えて、自分の希望を引っ込めてしまうことに慣れすぎてしまっている。

「自分が何をしたいのかわからない」のは、気持ちがなくなったからじゃない

誰かを優先してきた出典:stock.adobe.com

40代になって、「自分のことがよくわからなくなった」という話をする友人が増えた。それは、40代になったから失ったものではないと思う。

私たちはこれまで、妻として、母として、仕事をする人として、娘として、誰かの友人として、たくさんの役割を担ってきた。

その中で、「私はどうしたい?」より、「どうしたらみんなが困らない?」を優先することを覚えてきた。

だから、いざ「あなたはどうしたい?」と聞かれると、答えが出てこない。やりたいことがないのではなく、自分の気持ちを聞くという習慣がないからだ。

いきなり、「人生で何がしたい?」なんて大きなことを考えなくていい。

「今日、何が食べたい?」

「今、何をしたい?」

「今日は誰かに会いたい? それともひとりでいたい?」

まずは、そんな小さな問いからでいいから、自分の気持ちを聞く練習をはじめる。

40代になったら、まずやってみてほしいことだ。

「今日は何もしたくない」だって、立派な答え。

自分を大切にするというのは、何か特別なことを始めることではなくて、自分の小さな「こうしたい」を、なかったことにしないこと。

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40代からは、「私はどうしたい?」を人生の真ん中に

人生を楽しむ出典:stock.adobe.com

私は、40代からこそ人生は楽しい! と思っている。それを、今、自分の人生で実感している

だからこそ、一人でも多くの、”年齢を重ねることにネガティブなイメージを持つ女性たち”に、それを伝えていきたいと思っている。

ただ、年齢を重ねれば、何もしなくても人生が楽しくなっていくわけではない。

若い頃から、酸いも甘いも経験してきた。

うまくいかなかったことも、傷ついたことも、後悔したこともある。

でも、その経験があるからこそ、これからの自分にとって「必要なもの」と「もう必要ではないもの」を、少しずつ見分けられるようになってきた。

若い頃は、人生を豊かにするために、何かを足そうとする。

新しい経験、新しい人間関係、新しい仕事、新しいもの。

でも40代からは、少し違う。

人生を楽しむために必要なのは、何かを足すことではなく、そぎ落としていく作業なのだと思う。

もう無理をしなくていい人間関係。

「こうあるべき」という思い込み。

誰かに嫌われないための我慢。

人の期待に応えるための頑張り。

これまで抱えてきたものの中から、「これはもう、私には必要ない」と手放していく。

そのためには、自分にとって何が必要で、何が不要なのかを選ぶ力がいる。

そして、その選択力や決断力こそ、これまで生きてきた経験がある40代だからこそ、身につけられるものなのではないだろうか。

だから私は、40代からの人生は、もっと面白くなると思っている。

「何が食べたい?」と聞かれたときに、「なんでもいい」ではなく、「私はこれが食べたい」と言えること。

「どうしたい?」と聞かれたときに、自分の答えを探せること。

そんな小さな選択から、人生は少しずつ変わっていく。

40代からは、誰かの期待に応える人生だけではなく、自分で選ぶ人生へ。

足すのではなく、そぎ落とす。

そして、自分にとって本当に大切なものを残していく。

それができるようになったとき、年齢を重ねることは、怖いことではなくなる。

むしろ、「これからの人生が楽しみ」と思えるようになるのだと思う。

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著者

潜在意識インタビュアーkaho

潜在意識インタビュアーkaho

フリーライター歴13年。著名人から話題の人まで幅広い方々へのインタビューライターを中心に活動中。ヒプノセラピーを学び、潜在意識の中にある大切な情報を気づくことが人生を変化させることを知り、潜在意識インタビュアーとしての活動を2022年からスタート。

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