15年目の私たちは「水晶婚式」
11月11日に、15回目の結婚記念日を迎える。
あっという間の15年だった。出会ってから四半世紀、夫婦としては15年。自分たちらしい夫婦の形を築けていると思っている。
結婚記念日について調べてみると、結婚1年目から15年目までは、毎年それぞれに名称があるそう。15年目の私たちは、今年「水晶婚式(すいしょうこんしき)」を迎える。16年目からは5年ごとに名称がつき、次は20年目の「磁器婚式」だ。
その頃には、どんな夫婦になっているだろう。一緒にいることは間違いないと思うけれど、5年後の自分たちを想像するのも楽しい。
私は毎年、この時期になると結婚記念日のことをコラムに書いている。それほど、私にとって大切な日なのだ。
そして、私たちの結婚記念日は、義父の命日でもある。私たちが夫婦になって7年後、義父は天国へと旅立った。
最期を見送ったとき、「この日を選んで逝くんだ」と思うと、義父のことが愛おしくてたまらなくなった。
だから、我が家にとって11月11日は、とても特別な日だ。
占い師さんが見た、私たち夫婦の未来
先日、当たると噂の占い師さんのところに行った。不定期に、自分の人生を占いを通して聞くことを楽しみの一つにしている。
手相と顔相、九星気学で視てくれるその方は、私と夫の生年月日を見るなり、「兄弟みたいな夫婦」と言った。
その例えは、間違っていないなと思う。その場にいない夫のことまで、「どこかで会いました?」と思うほど、どんな人なのか、どんなところが良いのかを次々と説明される。驚きながら話を聞いていた。
さらに、私の右手の手相を見て、「あんた、毒盛っても死なんな(笑)」と言った。実は、ほかの占い師さんからも同じことを言われたことがある。私はどうやら、ものすごく長生きをするらしい。
そして、今度は左手の手相を見ながら、「旦那さんはなぁ……」と話し始めた。
「私の手相に出てるんですか?」
そう聞くと、「左手は、旦那さんの運勢が出る」とのこと。
「あぁ、あなたが89歳のときに、旦那さんが倒れるね」
「ん? 私が89歳? ということは、彼は90歳です。十分です」
そう答えると、占い師さんに笑われた。
夫はよく、「うちの家系は男性が短命なんだ」と話していた。義父も70代前半で旅立ったため、「俺も同じくらいだろうな」と言っていたことがある。
そんな夫が90歳まで生きてくれるというのなら、うれしい! と思った。
今のところ、私の人生に夫は欠かせない人だ。できるだけ長く、夫婦として一緒に生きていきたいと心から思っている。
自分の人生を幸せで満たすために
毎年のことながら、こういう気持ちで結婚記念日を迎えられることに、感謝の気持ちが溢れる。
もちろん、15年間ずっと順風満帆だったわけではない。結婚を後悔したこともあるし、「離婚」という言葉が出たことだってある。
それでも、「縁あって夫婦になったのだから、この人と歩む人生を可能な限り幸せで満たす!」という、私らしさ全開の意気込みと、寡黙だけれど気持ちはちゃんとある夫との絶妙なバランスが、今の私たちをつくっている。
私は、自分の人生を幸せで満たすことに貪欲なのだ。そして、その幸せに彼は欠かせない存在だということを確信している。
だから、私たち夫婦はうまくいっている。
夫婦の数だけ、夫婦の形がある。そこには、正解も不正解もない。
大切なのは、お互いが自分らしく、幸せでいられる関係を築いていくことなのだと思う。
これからも、私たちらしい夫婦の形を探しながら、一緒に人生を重ねていきたい。
そして、1年ごとに迎える結婚記念日を、これからも自分の誕生日と同じくらい、愛おしく思える私でいたい。



