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同期だったはずなのに「なんで差がつくの?」夫へのジェラシー、どうすれば #心理カウンセラーうさこの心を軽くする考え方

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連載:心理カウンセラーうさこの「心を軽くする考え方」

うさこさんからのアドバイス:私だって褒められたい!って言ってみない?

突然ですが、この言葉を言ってみてくださいませんか?

「私だって褒められたーーーい!!!!」

言ってみると、どんな気持ちになるでしょう?

ジェラシーって、あまり気分のいいものではありませんし、なかなか認めにくい感情でもあります。でもあんなさんは、こうして言葉にできている。そこがまず、とっても素直な方だなあと感じました。

私は「嫉妬は、本当の望みに気づくためのサイン」と考えています。嫉妬という感情は、「本当は望んでいるけど、我慢していることがあるよ」と教えてくれていることが多いのです。だから「私が我慢している望みって何かな」と、ぜひゆっくりと心の中を探してみてくださいね。

ここからは私の想像になりますが、あんなさんが「我慢している望み」には2つの可能性があるかなと思いました。

ひとつめは、冒頭でご提案した言葉。つまり「ちゃんと褒められること」を我慢していませんか?

「すごいね旦那さん」と言われてイラっとしたと書かれていましたが、その時の心の中を思い出してみてください。

もしかしたら、「それに比べて私は評価されてないな……」とか、
「私だってあのくらいできるし、私のおかげって部分もあるんだからね」とか、
そんな言葉が浮かびませんでしたでしょうか?

もし心当たりがあれば「私も褒められたいよー!」のサインです。

自分が自分を褒めて!

まずは、自分が自分を褒めましょう。評価しましょう。

だってね、ご主人のご活躍は、あんなさんのおかげでもあるんです。

同じ経験を持つ奥さまに家庭でも仕事の相談ができるなんて、ご主人はなんて心強いだろうと思いますし、そんな奥さまのために頑張ろうという気持ちが今の状況に繋がっているのかもしれません。まわりの方もそう思うからこそ、わざわざあんなさんに伝えるのかもしれませんよね。

「子育てしながら、夫にアドバイスまでできる私って、なんて有能なの!」そう堂々と真正面から認めちゃってください。

パートナーへの褒め言葉をもらったら「そうなの。私のおかげでねー」なんて、冗談めかして自分の手柄にしちゃいましょう。

そもそも、命を産み育てるってすごいことです。偉業です。仕事の活躍は評価されても、子育ては評価されない、、、なんて微かにでも思っているとしたら、自分に謝りましょう。

自分が自分を褒めていくと、実はまわりの人からもとっても評価されていたことに気づくはずです。

そして、こうして自分を認めても、やっぱりジェラシーを感じるのであれば、もうひとつの可能性としては「もっともっと働きたい」気持ちを抑えているのかもしれません。その場合は「妻は家庭を優先するべき」なんて常識は取っ払って、本当はどんな働き方をしたいのか、ご自身の気持ちに正直になってみてくださいね。

モヤモヤする心の奥には、「私も仕事で活躍したいけど、それだと夫に迷惑をかけるかも」なんて遠慮もあるかもしれません。
だけど、あんなさんの心からの幸せは、旦那さまにとっての幸せだし、お子様にとっての幸せでもあります。ぜひ素直な気持ちを旦那さまに出して話し合い、自分たちのベストな働き方を見つけていってくださいね。

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著者

古庄由佳さん

古庄由佳(うさこ)

17歳の頃に、徐々に視機能が失われていく難病であると診断される。病気に負けず頑張りたいのに、体も心も人間関係もどんどん壊してしまう。そんな生きづらさから、心のことを学び始める。2012年より、心理カウンセラー、セミナー講師、心理スクール講師として活動。自分との仲直りをテーマに、本来の魅力や才能を解き放っていく心理カウンセリングの他、病気からのサインを受け取り、本来の自分らしい人生を取り戻していく卒病カウンセリングも好評。20年近く住んでいた東京を離れ、2019年に福岡県糸島市に移住。著書は「心屋流 戦わないで生きていく」「心屋流 がんばらないレッスン」(ともにPHP研究所)。

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