休日のリズムを作ろう
ぼくと娘にとって「休日」をどう過ごすかは、とっても大事なテーマ(笑)
遊びに行くことも、ダラダラすることもありますが楽しく過ごせて、休み明けからの日常への英気を養えるように。
そこで親子で大切にしていることがあります。
それは、休みの日もリズムを意識して過ごすこと。
リズムとは、「時間のコントロール」です。
では、娘とぼくが休日のリズムを心地よくするためにしている「時間のコントロール ルール」を2つご紹介します。
その1:休日の時間割で時間をコントロール
大人も子どもも同じですが、休みを「いい休みだった!」と充実させるのに大切なことがあります。
それは、「やろうと思ってたのに、結局何もやらずに過ごしちゃった」とならないようにすること。
すごく当たり前のようですが、ただ「明日こそは!」と思っているだけだと、何となくダラダラと過ごしてしまうことが増えるかもしれません。
とくにこの夏休み中盤は「まだ時間がある」と「もう時間がない」を行ったり来たりする微妙な時期でもあります。
親子で認識が違うこともあるかもしれません。
子どもは「まだ大丈夫」と思っていても、親からしてみたら「そろそろ宿題もやらないと」と慌ててしまったり。
かといって目標を立てる時に「◯日までに終わらせる!」というだけではあまり役に立ちません。
プロセスを子どもと一緒に考えてあげます。
そこで役立つのが「夏休みの時間割」。
2ステップで簡単につくることができます。
- その日やりたいことを5〜6個書き出す。
- 1コマ60分(45分+休憩15分)で書き出した5〜6個を振り分けます。
やりたいことは宿題や勉強だけとは限りません。ゲーム、読書、プール、自由時間なども書き出します。
1コマ60分なので、1日5〜6時間。朝はゆっくり10時にスタートして2コマ。お昼ごはんを食べて午後は13時〜16、17時まで。
そう考えると5〜6個が妥当です。
親も一緒に時間割を実践する
この時間割を運用する上でもっとも大切なのは、作ることではありません。
親もいっしょに実践することです。
ぼくも娘と一緒に自分の時間割をつくって、隣で一緒に仕事をしています。
1コマ目、娘が夏休みの宿題をやっている隣で、ぼくは原稿を書いたり。
子どもだけに「作ったんだから、そのとおりやりなさい」とするよりも、親が隣で同じコマ割りで過ごしている方がやる気になるのです。
長期休暇に限りませんが、「いい休みだった!」と思える休暇って、時間の使い方を自分でコントロールできたときです。
予め出かける予定を決めている日、家で映画を3本見るぞ!と決めていた日、昼まで寝るぞと決めていた日。過ごし方はどうであっても、ある程度予定通りに過ごせると休暇は充実します。
その2:就寝時間が生活のリズムを整える
休日の時間リズムを整えるのに大切にしていることの2つ目。
それは「就寝時間」。
日中どう過ごすかは日によって色々ですが、就寝時間だけは必ず死守します。
わが家では平日は21時。休日の前日は22時までOKとしています。
一日の過ごし方が崩れてくるのは、睡眠の乱れからだと思っています。夜ふかしして朝起きられなければ、予定は崩れて「何もできなかった」と自己嫌悪に陥ってしまうかもしれません。寝不足で眠たければ元気いっぱい一日を活動的に過ごせないかもしれません。
休日のリズムをキープするために、就寝時間というアンカーを家族の時間管理に打ち込んでおくのはとても大切なことだと思います。
「楽しく過ごす」=「自堕落な生活」ではない
「休みの日まで時間割なんか作って規則正しく生活なんかしたくない」そう思う子もいるかもしれません。
でも、楽しく過ごすとは、ただ自堕落に過ごすことではないと思うのです。
いつまでもグズグズとゲームをやって夕方になっちゃった。となれば親にも叱られるし、充実感よりは徒労感が強くなるかもしれない。
けど「今日は午後から夕方までは、思いっきりゲームするんだ」と時間割に組み込んで楽しめば、充実感だってあるし、親も「いつまでゲームしてるの?」とイライラしないで済む。
夏休みの宿題を「早くやらなきゃ」と気持ちばかり焦るより、「今日は3コマは宿題に取り組んで、後は漫画を読もう」など決めたほうがはかどります。
時間割は多少緩めでもいいし、夏休みの終わりまで予定を立てる必要もありません。
朝の1コマ目の前に30分ほど。今日の時間割を一緒に考えるだけで、一日の充実感が段違いです。
夏休みの残りを、充実させたい!という方は、ぜひ試してみて下さい。