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39歳「資格を取ろうと本を買ったが手つかず。努力できない自分がイヤになる…。」#心理カウンセラーうさこの心を軽くする考え方

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 心理カウンセラーうさこの心を軽くする考え方
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連載:心理カウンセラーうさこの「心を軽くする考え方」

うさこさんからのアドバイス:決めたことを実現していく方法3つ!

回答

あー!お気持ち、とーーってもよくわかります。

私もすべて経験があります。ついお菓子を食べるのも、洋服を買うのも、テキストを買っただけで満足するのも!一瞬、私のことかと思いましたもん。笑

そして、今目の前にある幸せを感じようとするのが女性というもの。
決して、リカンさんだけではありません。自分を責めないであげてくださいね。

さて。そんな私も、40代になり体型が崩れてきたなと感じて、今まさにスタイル改善に取り組んでいます。4ヶ月でウエストをマイナス6.5cmほどスリムにすることができましたので、私が実際にやっている「決めたことを実現していく方法」についてシェアしてみますね。

最大のポイントは、「努力=ツライもの」から「努力=楽しいもの」に変えていくこと。楽しいことって、ついついやっちゃいますものね!

そのために具体的には

  1. 決めたことを行動にうつしていくコツ
  2. 目標を達成するコツ
  3. 続けていくコツ

の3つをお伝えしてみます。
どなたでもできるとっても簡単な方法です。ぜひ参考にしてみてください。

まずひとつめ。「決めたことを行動にうつしていくコツ」は、
「『どうして』を明確にして、なりたい未来をすぐ思い出せるようにすること」です。

なりたい未来をすぐ思い出せるようにすること出典:stock.adobe.com

実は、「何をするか」を決めるだけだと、人ってなかなか動けないんですね。
「どうしてそれをするの?」=「どんな未来を実現したいの?」という自分なりの理由が、くっきりはっきりしていることがとーっても大切なんです。

リカンさんは、どうして体重を減らしたいのでしょう?どうして貯金をしたいのでしょう?どうして資格を取りたいのでしょう?
どんな未来を実現して、どんな気持ちを味わいたいから、それをしようと決めたのでしょうか?
よーくイメージして、「未来の幸せな自分」をいつでも思い出せるようにしてみてください。

そしてたとえば、お菓子を食べたくなったら自分に聞くんです。「『今、お菓子を食べる幸せ』と『未来の自分に早く出会う幸せ』、どっちを選びたい?」って。

「今目の前の幸せ」と「未来の幸せ」って、自分にとってはどちらも大切なもの。だから、自分に聞いてあげるんです。「未来の自分に早く会いたい」って思う気持ちが強くなってくると、少しずつお菓子を選ぶ頻度が減ってきます。私もスイーツ大好きなんですが、この方法で毎日食べていたスイーツが10日に一度くらいで満足できるようになりました。しかも、自分で好きなほうを選んでいるからノーストレス!なんですよ。

ふたつめの「目標を達成するコツ」は、「期限を決めること」

期限を決めること出典:stock.adobe.com

人は締め切りがないとなかなか動けないもの。
リカンさんもそうじゃありませんか?

もしも体重を減らしてキレイになりたいのであれば、「何月何日にお気に入りのワンピースを着て〇〇に出かけよう」なんて決めてみてもいいですね。よりいっそう、実現したい未来の自分が明確になってきますから、ますます行動しやすくなりますよ。

最後3つめの「続けていくコツ」は、「誘惑に対する見方を変えること」

誘惑に対する見方を変えること出典:stock.adobe.com

誘惑を敵にするのをやめてみましょう。
誘惑とは、実は、リカンさんの心が発しているSOSかもしれません。

もしかして、日常生活の中で、自分に厳しくしすぎていませんか?本当はつらくてしんどいのに無理をしてやっていることはありませんか?
自分に我慢をさせすぎていると、どうしても日常生活の他の部分で自分に甘くすることでバランスをとろうとしがちです。
つまり、お菓子も洋服も勉強の先延ばしも、リカンさんの心のバランスをとるために必要だから行動に現れているのかもしれません。

そんな時は、何を無理しているのか、我慢しているのか、気づいてあげること。そして、無理や我慢を少しずつ減らしてみること。人に頼ってみたり、100点がとれなかった日も自分を許してあげてみたり。そんなふうに自分にやさしくしてあげること。

え?そんなこと?と思うかもしれませんが、ここに気づいてあげるだけで、まるで自分の足を引っ張っているように感じていた行動が、みるみる自分の味方をしてくれる行動に変わっていきます。

いかがでしたか?

3つのコツを試してみていただくと、きっと努力が楽しいものに変わってきます。
努力は苦しいものじゃなくて、楽しいもの。そう思えたら、なんだって実現できます。
誘惑さえ味方につけて、楽しみながら輝いていくリカンさんの未来を信じて応援していますね。
 

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著者

古庄由佳さん

古庄由佳(うさこ)

17歳の頃に、徐々に視機能が失われていく難病であると診断される。病気に負けず頑張りたいのに、体も心も人間関係もどんどん壊してしまう。そんな生きづらさから、心のことを学び始める。2012年より、心理カウンセラー、セミナー講師、心理スクール講師として活動。自分との仲直りをテーマに、本来の魅力や才能を解き放っていく心理カウンセリングの他、病気からのサインを受け取り、本来の自分らしい人生を取り戻していく卒病カウンセリングも好評。20年近く住んでいた東京を離れ、2019年に福岡県糸島市に移住。著書は「心屋流 戦わないで生きていく」「心屋流 がんばらないレッスン」(ともにPHP研究所)。

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