LGBTだけではない。「LGBTQ」や「SOGI」とは?
LGBTとは、性的マイノリティの中でも代表的な4つをあらわした総称で、「L(レズビアン)G(ゲイ)B(バイ)T(トランスジェンダー)」の頭文字をとったもの。
しかし、より広い範囲で多様的な性を認識していくために、「LGBTQ」や「LGBTQ+」「SOGI」などの言葉を使おうとする動きもあります。
「LGBTQ」のQは「Questioning」。性自認や性的指向が定まっていない、定めていない性。
他にも、全てのセクシュアリティを好きになる「パンセクシュアル」、いずれのセクシュアリティも好きにならない「アセクシュアル」があります。
性の在り方は一概に定義できないものといわれており、より包括的に表現するために「LGBTQ+」と示すこともあります。
そして、「SOGI」は「Sexual Orientation(性的指向)/Gender Identity(性自認)」。人の属性をあらわす言葉です。
特定のマイノリティを表す言葉でなく、全ての人がもつ属性として捉えていく考えが徐々に広まりつつあるのです。
中学生から身につけておきたい。多様な性との関わり方について
男女のどちらかでは捉えられない人がいる事実を知る
多様な性自認や性的指向を全て把握するのは難しいかもしれません。
どこに分類されるか、どのような名前がつくのかを知っておくよりも、”男女のどちらかでは捉えられない人がいる”認識をもっておくことが大事です。
そして、「おなべ」や「おかま」などの差別用語は使わない、必要以上に詮索しないなどの配慮も心得ておけるといいですよね。
何歳であっても、相手が傷つくおそれのある言葉や配慮の必要性を理解しておくのが大切です。
女の子らしく、男の子らしくに囚われない
「女の子だったら普通~なのに」「男なのに~じゃないなんて変」
男女の枠組みに収めて考え、何気なく言ってしまった言葉に相手が傷つくときもあります。
特に、小学校中学年から高学年あたりでは、周りと違う子に疑問を抱いたり、仲間外れにしてしまいやすい時期です。
自分の性をどう捉えるか、どんな風に振舞うかは人それぞれであり、他人から押しつけられるものではないと、しっかり伝えておけるとよいと思います。
恋愛の対象は異性と決めつけない
思春期になると、恋愛に関心をもつ子も増え、話題にあがる機会も増えていきます。
一方、恋愛の対象が異性ではなかったり、そもそも恋愛に興味をもたない子もいますよね。
初めて出会う相手を前にすると、驚いたり、とっさに不用意な言葉をかけてしまいやすいものです。
「好きな異性がいるのは当然」のスタンスで傷つけてしまわないよう、何に関心があるのか・ないのかは人それぞれである認識も身につけておけるといいですね。
多様な個性と過ごす中で必要な姿勢
みんなと同じでない、カテゴリ化できない存在に対して、どのように接していいのかわからなくなるときもあると思います。
ですが、特別視するのでなく、「そういう人もいるんだ」と知り、変わらずに接するのが第一に大切だと感じます。
今はまだ”特定のマイノリティ”認識が根づいているかもしれませんが、少しずつ”全ての人に関わる問題”として考えていけるようになるといいですよね。