しっかり焦げ目をつけて
ポイントはナスにしっかりと焦げ目をつけること。淡白な味のナスにコクが加わります。しかし、どうしても鰻に比べたら存在感が足りません。そこで、それを補う秘策として「海苔」を使います。
海苔は普通の海苔でも味付け海苔でもかまいません。汁気でしんなりするので、少し湿気ってしまったものを消費するのもよいでしょう。
最後はお好みで粉山椒をかければあら不思議! なんとなくかば焼になっているではありませんか。
ナスのかば焼き丼(調理時間:15分)
材料 2人分
- ナス……2本
- 油……大さじ1
- 味海苔……4~6枚
- 大葉……2枚
- ごはん……2膳分(500gくらい)
- 粉山椒……適量
調味料
- しょうゆ……大さじ2
- みりん……大さじ2
- 砂糖……大さじ2分の1
作り方
1. ナスはへたをとり、皮は包丁で薄くむくかピーラーでむきます。ナスの皮のきんぴらを作る場合は、皮は水にさらしておきます。
2. 皮をむいたナスを1本ずつラップで包み、600Wの電子レンジで3分加熱します。500Wの場合は、3分40秒ほど加熱してください。
3. 粗熱がとれたら中央から包丁をいれ、ナスを観音開きにします。
4. フライパンに油をひき、ナスの断面を下にして中火で加熱します。
5. 焦げ目がついたら、あらかじめ混ぜ合わせた調味料を入れて2分程煮詰めます。
6. 火を止めてナスの上に海苔を乗せてなじませたら、大葉を乗せた丼のごはんに海苔の面が下になるように乗せます。
7. お好みで粉山椒をかけてどうぞ。
さらに、余ったタレはごはんにかけて「つゆだく」でいただくのもよいですが、タレを使ってナスの皮を炒めれば「きんぴら」になります。
残ったタレにナスの皮とごま油と鷹の爪を足し、さっと炒めてごまを混ぜれば完成です。調理時間は2、3分程度です。むいた皮も捨てずに活用すると達成感がありますよね。
さて、これは鰻なのかナスなのか? ご家族の反応を楽しみに、ぜひお試しになってください。