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意外と知らない「ナス」のおいしい食べ方。まるで鰻のかば焼き…!

料理・グルメ

 意外と知らない「ナス」のおいしい食べ方。まるで鰻のかば焼き…!

2023.06.28

旬のナスを使って「かば焼き丼」を作ってみます。ジューシーなナスに濃い目のタレが絡み、白いご飯がすすみます。

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しっかり焦げ目をつけて

ポイントはナスにしっかりと焦げ目をつけること。淡白な味のナスにコクが加わります。しかし、どうしても鰻に比べたら存在感が足りません。そこで、それを補う秘策として「海苔」を使います。

海苔は普通の海苔でも味付け海苔でもかまいません。汁気でしんなりするので、少し湿気ってしまったものを消費するのもよいでしょう。

最後はお好みで粉山椒をかければあら不思議! なんとなくかば焼になっているではありませんか。

ナスのかば焼き丼(調理時間:15分)

材料  2人分

  • ナス……2本
  • 油……大さじ1
  • 味海苔……4~6枚
  • 大葉……2枚
  • ごはん……2膳分(500gくらい)
  • 粉山椒……適量

調味料

  • しょうゆ……大さじ2
  • みりん……大さじ2
  • 砂糖……大さじ2分の1

作り方

1. ナスはへたをとり、皮は包丁で薄くむくかピーラーでむきます。ナスの皮のきんぴらを作る場合は、皮は水にさらしておきます。
茄子のかば焼き丼
2. 皮をむいたナスを1本ずつラップで包み、600Wの電子レンジで3分加熱します。500Wの場合は、3分40秒ほど加熱してください。
茄子のかば焼き丼3. 粗熱がとれたら中央から包丁をいれ、ナスを観音開きにします。
茄子のかば焼き丼
4. フライパンに油をひき、ナスの断面を下にして中火で加熱します。
茄子のかば焼き丼
5. 焦げ目がついたら、あらかじめ混ぜ合わせた調味料を入れて2分程煮詰めます。
6. 火を止めてナスの上に海苔を乗せてなじませたら、大葉を乗せた丼のごはんに海苔の面が下になるように乗せます。
茄子のかば焼き丼
7. お好みで粉山椒をかけてどうぞ。
なすの蒲焼

さらに、余ったタレはごはんにかけて「つゆだく」でいただくのもよいですが、タレを使ってナスの皮を炒めれば「きんぴら」になります。
残ったタレにナスの皮とごま油と鷹の爪を足し、さっと炒めてごまを混ぜれば完成です。調理時間は2、3分程度です。むいた皮も捨てずに活用すると達成感がありますよね。

さて、これは鰻なのかナスなのか? ご家族の反応を楽しみに、ぜひお試しになってください。

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著者

本多理恵子さんプロフィール画像

本多 理恵子

2007年に鎌倉の自宅を改築してカフェを開業。また、同年から見学型料理教室「お気軽料理サロン」もスタート。座って見て食べるだけの「作らない料理教室」は、手ぶらで参加できる気軽さと家族に喜ばれる簡単料理がうけ、遠方からも通う生徒数はのべ1万2000人を超える。現在はカフェ経営を卒業して料理教室の運営を主軸にしている。2018年出版の『料理が苦痛だ』は第6回料理レシピ本大賞エッセイ賞を受賞し、全国の「料理を苦痛」に感じる人々の支持を得てベストセラーとなる。現在は出張料理教室や講演会など全国に出向く。近著には『めんどくさいがなくなる「明日ラク」レシピ』。フジテレビ・セブンルール(2019年11月)、バイキングMORE(2020年11月)、テレビ東京よじごじDays(2018年、2019年)などテレビ出演あり。野菜ソムリエ、オリーブオイルソムリエ、ホームパーティースタイリスト。

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