味付けはポン酢だけ
秋の味覚、舞茸の風味を活かしつつ、味付けはポン酢しょうゆだけで完成します。
「酸っぱくならないの?」と不安に感じるかもしれませんが、酸味は加熱すると飛んでしまい、代わりにまろやかな風味が残ります。
まるで、ていねいに出汁で炊いた料亭のご飯のようにじんわりとおいしいのです。
今回は舞茸とアクセントに生姜を一緒に炊き込みましたが、小さく切った人参や油揚げやちくわを使うのもおすすめです。春には筍を使ってみるのもよいでしょう。
また、具材を何も入れずにポン酢だけで炊き、食べる直前に釜揚げしらすをたっぷり乗せていただくのは私の大好物です。余ったら焼おにぎりにしても最後までおいしくいただけます。
料理のお悩みのなかで「味が決まらない」という声をよく聞きますが、このポン酢ご飯はたったひとつの調味料だけで簡単においしくできあがります。
きのこのポン酢ご飯
<材料>
- 米……2合
- 舞茸……100g
- 生姜……小さめ1かけ
- ポン酢しょうゆ……大さじ2
<作り方>
1. 米を研いで炊飯器の2合の目盛りまで水を入れて30分置く。
2. 舞茸は食べやすい大きさに割き、生姜は皮付きのまま千切りにする。
3. 米にポン酢しょうゆを入れて全体をよく混ぜ合わせる。
4. その上に舞茸と生姜をのせて普通に炊飯する。
5. 炊き上がり。
味付けひとつで失敗知らずの炊き込みご飯。
ぜひお試しください。