夫の給与を詳しく把握している人は約3割
今回、独自のコミュニティ組織「saitaコミュニティラボ」では、71人の既婚女性を対象に夫婦のお金管理についてアンケートを行いました。
まず「夫の給与・年収は把握していますか?」と質問を行ったところ、一番多かったのは「ざっくり把握している」と答えた人で54.9%という結果に。
「詳細を把握している」と答えた人は意外と少なく26.8%、「わからない」と答えた人も18.3%いました。
筆者も、じつは夫の給与や年収を正確には把握していません。
結婚する時に明細を見せてもらったのが最後なので、今はどうなっているのか不明です……。
意外とそのようなご夫婦も多いとわかって少し安心していますが、みなさんのご家庭では、お財布は夫と妻のどちらが管理しているのでしょうか?
お財布は夫婦別々も多かった!
アンケートでは「お財布は夫婦どちらが握っていますか?」という質問も設けましたよ。
すると、最も多かったのは「妻」と答えた人で38%でしたが、「夫」と答えた人も29.6でそこまで大きな差はないようです。
さらに元々夫婦のお財布は別々にしているという家庭も32.4%あり、お金の管理方法は夫婦によってさまざまあることがわかりました。
管理の方法はさまざまある一方で、今のお財布の管理方法には不満を感じている人も珍しくはないようです。
アンケートに答えてくださったみなさんは、一体どのようなことに対して不満があるのでしょうか?
今の管理方法、これが不満です……!
ここからは、先ほどのアンケートで今のお財布管理について「不満」や「やや不満」と答えたみなさんからいただいた回答をご紹介します。
貯蓄しているのか不明
『夫婦別々の管理ですが、夫がきちんと貯蓄しているのか、家計がきちんとまわっているのか分からない』
『夫の貯金額を把握できていない』
夫の貯金額が把握できておらず不安を感じている人が多数!
筆者も夫とはお財布が別々なため、これと同じ不満を抱いています。夫にそれとなく聞いてみると「蓄えならある」とは答えますが、きちんと確認したわけではないので正直不安です……。
夫が使いすぎている
『夫が隠れてつけ払いや後払いを使って督促状が送られてくるので、結局私が払っている。自己管理できないところが不満』
『どんぶり勘定すぎて赤字』
「夫が後先考えずにお金を使いすぎている」と不満を抱く人も多いようです。
つけ払いや後払い、リボ払いなどは金額がかさむと大きな負担になりますし、きちんと考えてから使って欲しいですよね……!
必要経費を増やしてくれない
『夫がお財布の管理をしていて毎月決まった金額の生活費をもらいますが、お給料が増えても生活費は変わらない』
『コロナで夫が在宅になり単純にランチの食費が多くかかるのに、月々にもらう食費を増額してもらえないこと』
夫がお財布の管理をしている家庭で多いのが「必要経費の増額をしてもらえない」という不満でした。
中には「夫が通帳やカードを管理しているので、いざ必要となった時にお金を下ろすことすらもできない」という人もいましたよ。
ベストなお金の管理方法はそれぞれ
40代前後の女性71人に聞いた、夫婦のお財布事情についてご紹介しました。
気になるけれどあまり聞くことのできない他の家庭のお財布事情、今回かなり踏み込んで調査しましたよ!
お財布管理がパートナーだったり、お財布自体が別々だったりすると「ちゃんと貯金しているのか」「今の家計には特に問題はないのか」など、やはり不安は大きいですよね。
その一方で、妻が管理している場合であっても「やりくりが大変」などの悩みもあるようで、結局「これが正解」というような方法はないようにも感じました。
夫婦によってお財布事情は違っていて当然ですが、家計管理の不満がもしある場合は、まずは貯蓄額はお互いにいくらあるかなどから話し合ってみてはいかがでしょうか。