離婚を一瞬でも考えたことがある方は約7割
saita読者110人の方に「今まで一瞬でも離婚を考えたことがありますか?」というアンケート調査をしたところなんと約7割の方が「考えたことがある」と回答しました。
では、どんなときにそう考えたのかを詳しく伺ってみました。
『共働きなのに、先に帰宅しても家事を全くしてくれず待たれていたとき』
『子どもが体調不良でも、こちらが仕事を休むのが当然という態度をとられたとき』
『お金の使い方が荒い、価値観があわない』
「家事をしてくれない」、「育児をしてくれない」という回答がとても多かったです。
悲しいですが、家事や育児は女性がするもの、と考えている男性がまだまだ多いようです。
また、結婚後は子どもや老後のために、きちんとやりくりしたいと思っている妻に対して、独身時代のまま自分のペースでお金を使われることにストレスを感じるという意見もありました。
離婚に踏みきれなかった理由
「離婚を考えたことがある」方は約7割もいましたが、実際に離婚をした方は約1割でした。
「離婚を踏みとどまった」方にはどんな理由があったのでしょうか。
『普段は好きなので、一時的な感情だと思ったから』
『一番は子どものため。子どもはパパが好きなので』
『子どもがいるので経済的な理由で踏みとどまりました』
「普段は仲良し。一時的な感情だった」と回答された方が最も多いようです。
結婚生活に全く不満がないということは難しいもの。一時的な感情で思い立ち、後から冷静になることもあるかと思います。
その他の理由だと、「子どもから父親を奪えない」、「金銭的に1人で子育てするには不安がある」などお子さんのことを考えたときに離婚を踏みとどまった方が多いことがわかりました。
筆者の職場の大先輩だった方も「子どものために離婚は我慢している。子どもが成人したらさっさと離婚する!」とよく言っていました。結局お子さんが成人された今も、今度はお子さんがお孫さんを連れて実家に遊びにくるので、帰ってくる場所(=実家)を奪いたくないという理由で離婚はしていないそうです。
いくつになっても可愛いわが子。「子どものために離婚は我慢をする」という方はとても多いようです。
妻たちが実践した夫婦関係の修復方法
離婚はしないと踏みとどまった読者のみなさんは、離婚を回避するために何を実践されたのでしょうか?
『お金を運んできてくれる人と割り切る』
『自分にも至らないところがあったことを理解し、相手を許し、話し合った』
『お互い完璧を求めない、してほしいことは分かりやすく伝える』
「夫はお金をくれる人」と割り切って過ごすのも1つの手。「生活する」ことは綺麗ごとだけでは済まされない部分もあるので、割り切ることが必要な場合もあるかもしれませんね。
それでも夫婦仲を修復したいと思った読者の皆さんからは『自分の悪い点も認め、相手にも完璧を求めない』『自分も反省点があると自覚し相手と話し合った』という回答が目立ちました。
言われないと気づかないという旦那さんも多いと思います。
実際に筆者の友人の旦那さんも、友人から離婚を切り出されるまで夫婦仲は良好だと信じ切っていたそうです。離婚を宣告されてからは必死で態度を改め、今は表面上は仲良くやっているそうです。
日頃から相手を責めない態度で、自分の意見を伝えていくことは、ストレスを溜めこまず夫婦生活を過ごすために大切なことだと友人から教わりました。
お互いに思いやりを持って接すること
夫婦関係の修復には、「お互いに歩み寄り、思いやりを持って接する」ことが大切な条件のようです。そのためには相手に完璧を求めないことや、自分のことを見直すことも必要なようです。
一時的な感情の場合は冷静になって話し合えば簡単に解決したというケースも多いので、落ち着いて自分の気持ちと向き合うこともポイントとなりそうです。
一度は愛し合って生涯を誓い合って結ばれた二人。いつの間にかすれ違いが生まれ、うまくいかなくなっていても、しっかりと話し合って修正すればより良い関係が築けることもあるかもしれません。
皆さんの意見を聞いて筆者は反省することが多かったです。
仕事や育児に忙しくなるとどうしても相手を思いやる気持ち、そして相手を理解しようという気持ちを忘れ、一方的に感情をぶつけてしまうことあります。夫は温厚な性格なのでいつも穏やかに対応してくれますが、知らぬ間にストレスをかけているかもしれません。
日頃から感謝の気持ちを伝えて、思いやりを持って一緒に時間を過ごしていきたいと感じました。
この記事が、今隣にいてくれる人を当たり前だと思わず、優しさをもって接するきっかけとなればうれしいです。