若いころのように簡単には痩せなくなったと感じるアラフォー女性たち。なかなか成果が出ず、結局やめてしまったという失敗も多いようです。けれど、「なぜ続かなくなったのか」を振り返ることで、本当に自分に合ったダイエット法が見つかります。今回は、40代前後の女性に聞いた失敗したダイエットと、その経験から続けられるダイエット法について、ご紹介します。
無理な食事制限でストレスに
『糖質制限を頑張ったんですが、仕事が忙しいとき、おにぎりとかパスタに頼ってしまって。罪悪感ばかりで二週間で断念しました』
『夜だけ食べないとかやってみたけど、空腹で眠れずイライラ……。メンタル的に無理でした』
ストイックすぎる食事制限は、一時的に体重は落ちても継続が難しく、体調不良やメンタルの不調につながるケースもあるようです。
「毎日続ける」運動がプレッシャーに
『朝ヨガを習慣化したかったけれど、子どもの送り出しや仕事で余裕がなく、三日坊主に』
『お金がかかってればやるでしょ! とジムに入会。忙しいのと行きたくないので結局無駄に』
運動を毎日続けようとすると、忙しいアラフォー女性たちには大きな負担になりやすいもの。むしろできなかった自分を責めてしまうことで逆効果になることもあるようです。
他人の成功法が合わなかった
『SNSで人気のファスティング。飢餓感に耐えられず一日で終了』
『成功例に憧れましたが、自分には合わず、逆にストレスに』
トレンドや他人の成功体験は魅力的ですが、それが自分にフィットするとは限りません。ライフスタイルや性格、体質など、合う・合わない違いは大きいようです。
続けやすさ重視のゆるダイエットにシフト!
失敗の原因を振り返ると、多くの人が「無理をしていた」「自分のペースに合っていなかった」と気付いたそう。失敗経験から「何が合わなかった」のかを知ることができたのは大きな収穫ですよね。
その経験を生かして、アラフォー女性の皆さんは、意思や根性に頼るのではなく、「続けやすさ重視のゆるダイエット」にシフトされていました。詳しくご紹介させて頂きます。
ながら運動を日常に
『歯磨き中にかかと上げ、テレビを見ながらスクワット運動』
『トイレのたびに、スクワットしてます』
ついでにできる“ながら運動”は、時間のないアラフォー女性たちにピッタリ! 歯磨き中やトイレに行ったタイミングなどに、動作と運動をあらかじめ組み合わせておけば、忘れることなく習慣化にも繋がるそうです。“ちゃんとやる”ではなくて、“ついでにやる”くらいが、ちょうどいいのかもしれません。
夜だけちょい糖質オフ
『昼は気にせずしっかり食べて、夜だけ糖質を控えています』
『一日中は無理でも、夜だけなら続けやすいし、朝が軽い』
ファスティングや糖質オフなど。効果は高いだろうと思っても、慌ただしい毎日で、なかなか挑戦する気になれず腰が引けてしまいます。
朝昼はしっかり食べて、夜だけの糖質オフなら、無理なく続けられるそうですよ。
食事を記録する
『食べたものをメモや写真に残す。自然とドカ食い防止に』
『ながら食いを防ぐために、さらっと書いてます。可視化できるので自分の食べ過ぎに気付けます』
「食べてないのに痩せないんだよね」が口癖の筆者ですが……。試しに書いてみたらそりゃ痩せないわ、というくらいしっかり食べていました。現状の自分の摂取カロリーを意識するだけでも、無駄食いを減らすことに繋がり、ダイエットの成功につながりそうですね。
いかがでしたでしょうか。ダイエットは一発勝負ではありません。失敗経験があるからこそ、自分に合ったやり方が見えてきます。アラフォー女性の私たちは、無理せず自分の生活に寄り添った続けやすい方法で、着実に成果につなげていきましょう。