お子さんが小学生になると、家庭での勉強習慣をつけさせたいと考え、実践されている方も多いかと思います。
今回は、独自のコミュニティ組織「saitaコミュニティラボ」にて、お子さんの「自宅学習」について、詳しくお話を伺いました。
自宅学習を行っている方は約「7割」
お子さんが自宅で学習する時間をとっていますかというアンケートに対して、73.7パーセントの方が「はい」と答えています。やはり、家で勉強しているお子さんは多いようです。
次の項目では、実際にお子さんが自宅でどのような学習を行っているのか、詳しくお話を伺いました。
宿題
『自宅学習といっても学校の宿題だけ。足りない気がしています』
『習いごとの宿題をしています』
自宅学習として主に行っている学習法として、学校や習い事から出される「宿題」を挙げる方が多かったです。
筆者の子どもの学校でも家庭学習を促す取り組みとして、宿題が学年に合わせてのボリュームで出されるようになりました。ただ、宿題などはあくまでも提出期限が決まっていたり、学校によって量も異なるものなので、自発的に勉強をする習慣には繋がっていないのではないか、勉強が足りていないのではないかと不安に思う声もありました。
テキストや自宅プリント
『本屋さんで子どもと購入したテキストに毎日取り組んでいます』
『子どもの理解度に合わせたプリントをネットで印刷して取り組ませています』
『百マス計算が毎日の日課』
お子さんの理解度に合わせたテキストやプリントを自宅で用意して、毎日ページ数を決めて取り組んでいる家庭もあるようです。
通信学習
『タブレットで毎日計画的に取り組んでいます』
『オンラインで英語のレッスンを受けています』
タブレット学習には勉強時間を計測するタイマーがあったり、記録として勉強の取り組みが明確に分かったりと機能面でも自宅学習に向いていると感じている方が多いようです。絵画や英語の授業をオンラインレッスンで自宅にいながら効率的に取り入れている方もいらっしゃいました。
子どもが勉強に集中するためにしている“3つの工夫”
自宅学習で工夫していることについて伺うと、約半数の方が工夫していることが「ある」と回答されました。
実際にどのようなことを工夫されているのでしょうか。
1 勉強はリビングで!
『リビング学習がいいと聞いて実践しています』
『家族が集まるリビングなら、誰かしらの目が届いて勉強に集中できるようです』
リビング学習なら、子どもの勉強の進み具合や困りごとに気付いてあげやすいですよね。今回のアンケートの回答としても、リビング学習をしている方がとても多かったです。
2 子どもの興味がある勉強・やり方を見つける
『子どもが興味がありそうなものや、使いやすそうなワークを選び、勉強を習慣化できるように工夫』
『勉強嫌いにならないよう、楽しく続けられるようにしています』
自宅学習だとつい親に甘えが出たり、だらけたりしてしまいがちですよね。
お子さんが飽きたり、勉強を嫌いになったりしたいように、楽しそうなドリルを使ったり、興味がありそうな勉強法を探すなどして工夫されているようです。
幼児や低学年の場合、無理に勉強習慣を身につけさせようとしても逆に勉強嫌いになってしまうことも。
上手に興味をひく教材や分野に取り組ませ、勉強時間も本人と相談して決めるなど工夫されているそうですよ。
3 部屋には気が散るものを置かない
『ゲーム機やスマホは勉強の時間は預かる』
『子どもの自室には基本的に勉強関係以外のものは置かない』
勉強の時間は集中して進めたいもの。大人でさえ携帯などが手元にあると気が散ってしまいますよね。お子さんとの約束事として勉強中はゲーム機や携帯は親に預け、集中して勉強するようにしている家庭もおありました。
小学生までは親の目が届きやすい「リビング学習」を行い、勉強の進み具合や理解できず躓いている点がないかを親も把握できるようにしているという方が多かったです。
また中学生以上では気が散るものは閉まったり、預ったりして自室で集中して勉強ができるように環境を整えているご家庭が多いようです。
自宅学習は毎日の勉強を習慣化させることが大切なので、お子さん自身の興味のある教科から取り組ませたり、達成しやすい目標を立てたりして、子どものやる気が出る工夫をしているという声が目立ちました。
今回のアンケート結果からご家庭で、お子さんの勉強への習慣づけに世のお母さま方は色々と工夫されていることが分かりました。
この記事が、お子さんの自宅学習を考える際のきっかけになればうれしいです。