みんなのリアルな食費事情は
生活費の中でも大きな割合を占める「食費」。買い物を工夫し節約すれば、家計を見直すことにも繋がります。
今回は周りには聞きにくい、毎月の食費について皆さんに聞きました。
二人暮らし
『平均で3万5千円かかっています』
『お酒が好きなので、月に5万円程度』
二人暮らしの方は、5万円以下で抑えられている方がほとんどでした。
三人暮らし
『4万に抑えてます』
『お菓子も好きなので8万ほど』
『外食も多いので、12万』
一番抑えている方で4万、多い方は12万と差が開きました。8万円前後と答えた方が多かったです。
四人暮らし
『四人暮らしで5万円です』
『10万円は軽く超えている。怖くて確認していませんが……』
四人暮らしでは平均して10万前後と答えた方が多かった中、5万円という節約上級者も。
世帯の人数が増えれば食費があがるのは当然だと思っていたのですが、アンケートの結果、どの世帯でも食費をかなり抑えている方がいることが分かりました。上記のアンケートでも、同じ世帯人数だというのに、5万円以上の差が。食費を抑えている方は何か特別なことをされているのでしょうか?
食費を抑えるためにしている“4つのこと”
食費を抑えることに成功されている方は、どのようなことに気を付けているのでしょうか。
節約上手な方々に、日々行なっていることを聞いてみました。
細かく家計簿をつける
『スマホの家計簿に細かく家計簿をつけています。何が無駄か、適宜見直しています』
『家計簿をつけて気持ちから引き締めるようにしています』
『週末に使える金額をしっかり把握してから買い物にいきます』
今回のアンケートでも『家計簿をつけていないから分からない』と回答された方が多かったです。実は筆者も、家計簿をつけない月の方が多く、カードの明細を見てこんなに食費に使っていたのかと驚くことも。
週ごとにしっかり使える食費を把握し、必要なものだけを購入することで無駄遣いを抑えられるそうです。
お得に食品を購入する
『基本的に特売、半額商品をゲット。冷凍保存して使いまわします』
『ポイント5倍デーにまとめ買い。物によって安い場所を把握している』
『道の駅などで破格野菜を買っている』
必要な食材をただ購入するのではなく、半額で購入する、ポイントが多くつく日に購入する、食材によってより安く買える場所を把握しておくなど、工夫されているそうです。
地道に見えますが、この点に気を付けるだけで、月々の食費が抑えられるそうです。
嗜好品を減らす
『物価高となり、食費を見直しました。頻繁に行っていた外食を月一に減らしました』
『お菓子をやめた。ダイエットにもなり一石二鳥』
『ビールを控えています。健康にもいいと思い込む』
食費を抑えることで一番上がった意見が、嗜好品の削減でした。
お菓子やビール、外食費はついついお金を使いすぎてしまうところはありますよね。特に家族が多い家庭だと、一度の外食で軽く5千円を超えることも。
日々の生活の楽しみがなくならない程度に減らすように気を付けているそうです。
無料で手に入る食材を活用する
『米や野菜は農家をしている実家から貰える』
『家庭菜園をしているので野菜は無料』
『薬味系は手軽に育てられるので自分で育てて節約』
お米はご実家から貰えるという方も。毎日食べるものなので、これは大分助かりますよね。ご自身で畑を耕して野菜を収穫されている方もいました。筆者も紫蘇やパセリなどは水耕栽培で育てています。日持ちもしないので買う頻度が高く、値が張るので、こういったプチ栽培で節約するのは手軽でお勧めです。
食費を抑えることに成功されている方は、明確に食費を抑えることを目標とし、取り組まれていることが分かりました。ただ、食費は家族の健康を守る大切なものですから、無理な節約はしないことも心がけているそうですよ。素材や産地、鮮度などこだわりを諦めるのではなく、優先順位をつけて、ストレスなく上手に食費を抑えたいですね。
この記事が、皆さんの家計の食費を見直すきっかけになったと感じていただけたら嬉しいです。