おせちを全て作る家庭は少ない
2022年もあとわずか。少しずつ年越しや新年の準備を始めるご家庭もあるのではないでしょうか。
そこで今回は、独自のコミュニティ組織「saitaコミュニティラボ」で91人の女性を対象に、おせちについてアンケートを行いました。
「おせちは手作りしますか?」と質問を行ったところ、一番多かったのは「作らない」という回答で40.4%、「すべて手作りする」という人はわずか4.5%しかいないことがわかりました。
「手作りせず、購入する」という答えの15.7%と合わせてみると、約6割もの家庭でおせちは作らない考えだということになりますね。
また、「一部手作りして、残りは購入する」という答えも39.3%と多いようです。「購入する」と答えたみなさんはどこでおせちを買うことが多いのでしょうか?
こちらもアンケートでお聞きしたところ、「スーパー」と答えた人が圧倒的に多く55.1%という結果に。
次に多かったのは「百貨店」で24.5%でしたが、「ネット通販」と回答した20.4%とはごく僅差でした。
筆者も普段おせちは手作りしないのですが、最近になって近所のドラッグストアでもおせちの予約を受け付けていることを知り「今はどこでもおせちが買えるんだな……」と驚きました。
私がおせちを作らない理由
おせちをすべて手作りする家庭はわずかだということがわかりました。
では、みなさんが「おせちを作らない理由」にはどのようなものがあるのでしょうか?
旅行や帰省先でおせちを食べるから
『旅行に行くことが多いので、現地で食べる』
『正月は両家の実家に行くので、自宅ではお雑煮しか用意しない』
「お正月には帰省や旅行をして自宅にいないため、自分で作ることがない」という家庭が多いようでした。
筆者もお正月は実家に帰省することが多いのですが、何も言わずとも実家でおせちを用意してくれるので、おせちや材料を準備して行ったことがありません。
また、旅先でおせちを食べるのも、普段とは違った味を楽しめそうでいいですね。
おせちより家族が好きなものを用意するから
『おせちよりもお寿司やカニの方が家族が喜ぶので』
『子どもたちが食べないし喜ばない。おせちに込められた思いは大切にしたいと思うけれど、並べるだけでは意味がないので、お雑煮など食べてくれるものを用意します』
「家族がおせちを食べないので、みんながおいしく食べられるものを用意したい」という人も多いようでしたよ。
筆者の子どもたちも、おせちはあまり食べません。
最近ではおせちをすべて用意するのではなく、それぞれが食べたいものだけを購入するようにしていますよ。
おせちに込められた意味や思いは関係なく食べてしまっていますが、食べ物を粗末にするよりは……と開き直っています(笑)。
その他にも「自分で作るよりお店のほうがおいしいから」や「昔のように“正月は店がどこも休み”というわけでもないから、家でご馳走を用意する必要性を感じていない」などの理由がありました。
なければないで困らないけれど……
saita読者のみなさんに聞いた、おせち事情についてご紹介しました。
購入して食べたり自宅以外で食べたりする人も多い一方で、「なければないで困らない」と思っている人も多いおせち料理。
確かに無駄にしてしまうくらいなら、元々食べないというのも一つの手段かもしれません。
しかし、おせちは昔からある「日本の文化」。
無理におせちを食べる必要はありませんが、ほんの少しでもそうした文化を感じながらお正月を過ごしていけたらいいですね。