子どものランドセルが重いと感じる親は9割
今回、saita独自のコミュニティ組織「saitaコミュニティラボ」では小学生のお子さんを持つ女性42人を対象にアンケートを行いました。
「保護者の方から見て、ランドセルは重いと感じますか?」という項目では「はい」と答えた人が95.2%で圧倒的に多く、「いいえ」「わからない」という回答はそれぞれわずか2.4%でした。
なぜこんなに重いの?令和のランドセル事情
では小学生のランドセルは、なぜこんなにも重いのでしょうか。
「なぜランドセルが重いと感じるのですか?」という質問では、「教科書自体が重い」と答えた人が75%で一番多く、次に多かったのが「パソコン・タブレットが重い」で50%という結果に。
教科書やノートを何冊もランドセルに入れていることに加えて、最近の小学校では授業で使っているパソコンやタブレットを家庭に持ち帰る場合もあるので、荷物が重くなってしまうのですね……。
そして、私たちが子どもの時は喉が渇いたら水道から水を飲むことも多かったですが、最近では水筒にお茶や水を入れて持っていくのが一般的。
こうした理由から、令和の小学生は何かと荷物が増え重くなっているようです。
これだけ重い荷物を背負っていることで、こんな「困ったこと」が起きたお子さんもいるようですよ。
重いランドセルが原因?わが子に起きた困ったこと
ここからはsaitaコミュニティラボのみなさんに聞いた「重いランドセルが原因で起きた困ったこと」についてご紹介します。
重すぎて転倒した
『ランドセルが重いため、お友達に後ろに軽く引っ張られたときに、バランスを崩して転倒してしまった』
「ランドセルが重いせいで転倒してしまった」や「登下校時によく転びそうになる」という声が最多に!
まだ体の小さい低学年のお子さんや、体力がなく疲れやすいお子さんなどを持つお母さんは特に心配ですよね。
登下校だけで疲れる
『荷物が重すぎて登校するのに一苦労です。 雨の日は傘を持つため、余計に大変です』
学校まで遠い場合は登校や下校だけでも体力を使ってしまい一苦労。
それによって、授業や習い事に身が入らない……という声もありましたよ。
さらに雨の日は滑りやすかったり、傘をさしていて手荷物もかさばったりと、不安に思うお母さんは多いようでした。
ランドセルを軽くするための対策は?
重いランドセルを少しでも軽くするために、みなさんはどのような対策をしているのでしょうか。
『必要ないものは整理して出すようにしてもらっている』
『使わない教科書は、置き勉できるようになった。 タブレットも必要なときだけ持ち帰ればよくなった』
必要のないものや教科書は極力ランドセルに入れないようにしているというご家庭が多いようでした。
学校で「置き勉禁止」など決まっている場合もありますが、保護者からの訴えによって置き勉OKになった学校も多いようでしたよ。
重いランドセルは必要に応じて学校にも相談を
子どもたちのランドセルが重い理由やそれによって起きた困ったこと、家庭で行っている対策についてご紹介しました。
今回アンケートに答えてくださった方々の中には「学校側にもっと真剣にランドセルを軽くできるように対策を考えてほしい」という声も多くありました。
いくらランドセル自体に軽量のものが増えてきたとしても、中身が重いのでは仕方がないですものね……。
まずは家庭でできる対策を行いつつ、場合によっては学校側にも相談してみるのが良いのかもしれません。