1.読書は子どもの成績に影響しているの?
読書は成績アップにもいい、なんて話をよく耳にしますが、実際に読書好きなお子さんは勉強が得意なのでしょうか?
そこでsaitaでは、独自のコミュニティ組織「saitaコミュニティラボ」でお子さんの読書に関するアンケートを実施。「読書が好きなことでお子さんの成績がいいと感じることはありますか」という質問に対して、約半数の方が「はい」と答えています。
子どもの成績がいいのは読書のおかげだと感じている人もいるようです。
2.読書が学力アップに繋がっていると感じるとき
読書が子どもたちの成績にも影響していると感じている方は、約半数いらっしゃいました。具体的には、どのようなときに読書が成績に影響していると感じるのでしょうか。詳しくお話を伺いました。
国語が得意
『だれが何をした、など考えて読むので国語の問題を解くのがスムーズに』
『重要なポイントに気付けるようになり、国語のテストに強い』
読書好きのお子さんは「登場人物の気持ちになりながら読む」、「どこが大切なのか考えながら読む」など、自然に考えながら読むことが身に付き、国語の成績にも影響している、と考える方もいるようです。
記憶力がいい
読書好きなお子さんをもつ親御さんは、ふとした時に「この子は記憶力がいい、読書好きのおかげかも」と感じることがあるようです。
『長い文章を読んでいるせいか、記憶力がいい!』
『国語だけでなく暗記が得意になったと思う』
長い物語は登場人物も多いので、名前や地名、アイテムなどを覚えないことには読み進められないこともありますね。
国語だけでなく、暗記することも得意になるのはうれしいですよね。
漢字に強い
読書を通してたくさんの文字に触れる機会ができ、漢字が得意になると感じている方も多いようです。
『いつの間にか難しい漢字を読めるようになっていた』
『クイズ番組の難解漢字を答えて驚いた』
読書をすることで漢字だけでなく、たくさんの言葉を知ることができますよね。わが子もたまに難しい漢字を読み当てたりするので、読書を通して学んだのだろうなと感じています。
作文が得意
読書好きのお子さんは「作文が得意」だと感じることも多いようです。
『本を読むことで文章の並べ方を学んだと感じる』
『思ったことや感じたことの表現が豊かになった』
いろんな表現を本から学ぶことで、作文が得意になったと感じている方も多いようです。
読書が習慣になっているお子さんは、勉強だけでなく、思考力や表現力も身についているということがアンケートの回答から分かりました。登場人物の気持ちに寄り添うことで、日常でも人の気持ちを考えて行動することができるようになった、という意見も目立ちました。
3.お子さんが好きな本は?
本を読むことは成績だけでなく、人の気持ちも考えられるようになるなどメリットが多いようです。本好きのお子さんは、普段どんな本を読んでいるのでしょうか。子どもがよく読む人気のタイトルを教えていただきました。
アニメ化もされている本は人気
『「忍たま乱太郎」シリーズが大好き』
『「かいけつゾロリ」シリーズで読書に目覚めました』
『「おしりたんてい」がぶれずにずっと好きです』
「忍たま乱太郎」や「おしりたんてい」などはアニメ化もされている大人気シリーズ。
ストーリーはもちろん絵柄もかわいく、思わず吹き出してしまうようなシーンもありますよね。
これらの本は、幼稚園や小学生のお子さんの読書のきっかけにぴったりです。
『ハリー・ポッター』などの長編ファンタジー
『昔私もはまった「ハリー・ポッター」。子どもが夢中になって読破しました』
『映画化もされた「ハウルの動く城」シリーズにはまっています』
『少し難しいかなと思いましたが、「指輪物語」にはまったようです』
『ハリー・ポッター』などのファンタジーは長編ではありますが、普段感じられないようなドキドキ感を得られる人気シリーズですよね。
わが子も『ハリー・ポッター』は読破し、映画版のDVDボックスも購入。文字で想像していた世界を、映像でも見られることでより楽しい読書になったようです。
子どもが好きな作家さんは?
『星新一さんが好きな私。いつの間にか子どもたちも読んでいました』
『娘は湊かなえさんや東野圭吾さんが好き。ハラハラするようなミステリーにはまったよう』
『わが子は小川糸さん、西加奈子さんなど、映像化も多い作家さんが好み』
読書を続けていくと、だんだんと好みの作家さんもでてきますよね。
「いつの間にか私が読んでいた本を読むようになった」、「お気に入りの本を子どもと交換している」などの声も寄せられています。
読書を通してお子さんの成長を感じたり、親子のコミュニケーションツールにもなっているようです。
本に夢中になり、ページをめくる手が止められない、そんな読書体験はかけがえのないものだと思います。
今回のアンケートでは、読書は楽しいだけでなく、成績にも影響があると感じる方もいることが分かりました。
お子さんが読書の楽しさに気付くように、図書館に連れて行ったり、本屋さんで探してみてもいいですね。
この記事がお子さんの読書週間のきっかけになればうれしいです。