塾に通っているお子さんは約3割
中学受験をするお子さんの多くは、早くから塾に通い始めているようです。では、塾に通っていない子はどうしているのでしょうか? 学校の授業だけでは、分からないままにしてしまうこともありますよね。
そこで今回は受験を予定していないご家庭に、「小学生のお子さんの勉強はどこで見ていますか?」というアンケートをとりました。すると59.4パーセントの方が「どこへも行かず自宅で見ている」と回答されました。次いで「公文などの塾に通っている」が25パーセント、「その他」が15.6パーセントという結果に。
お家での学習を中心に取り組んでいるお子さんが多いことが分かりました。
家庭学習でのメリット・デメリットは?
受験を予定していない小学生のお子さんの勉強は、家庭学習をメインにされている方が多いことが分かりました。では家庭学習をしているご家庭では、どんなメリットやデメリットを感じているのでしょうか。
メリットとしては、『親の送迎の負担が減る』『時間の有効活用が叶う』『子どもの勉強の進行状況が親もつかみやすい』などの声が寄せられています。
家庭学習は親が子どもの勉強を管理することも多いため、必然的に子どもの学習ペースや理解度を知ることができ、学習スピードなども調整しやすいと感じているそうです。
デメリットとしては、『決まった時間がないので、だらけがち』『丸つけや、根気よく子どもに教えるなど、親の負担が大きい』などの声も。
家庭学習をうまく続けるには、子ども本人の意欲だけでなく、親の関わりやサポートも欠かせません。思うように進まないと感じる家庭も多いようです。
家庭でのおすすめ勉強法
家庭学習に取り組んではいるけれど、結果に結びつかない・子どもに合った取り組み方が分からない、と悩まれている方も少なくないようです。今回のアンケート調査で、家庭学習で効果を感じたという勉強方法についてもお話を伺いました。
ドリルを使い倒す
『購入したドリルをコピーして三周! これで漏れなくしっかり身につきます』
『教科書に合わせた内容のドリルで予習。子どもが授業で自信をもてるように』
『SNSで自宅学習アカの方のおすすめのドリルを購入して取り組んでいます』
今は勉強方法もたくさん選べますが、「書いて覚える」を大切にしたいと考え、あえて紙のドリルを選ぶ家庭もあるようです。丸つけや訂正を親子で取り組む必要もあるので、子どもの苦手な部分や理解度が明確になるというメリットもあるそうです。
タブレット学習で自ら勉強
『教えるのが苦手なので、子ども自身が操作するだけで勉強できるタブレット学習を選択』
『ゲーム感覚で嫌がらず取り組める勉強法として選択しました』
タブレット学習もいろんな教材が選べますよね。お子さんが楽しめる工夫がたくさん盛り込まれているので、勉強に苦手意識の高いお子さんでも取り組みやすい所もメリットかと思います。
また、紙の教材と違って、丸つけも自動採点なので、親の負担が少ないのも選ばれるポイントのようです。
オンライン授業も取り入れる
『オンライン授業で学んでから、タブレットで問題を解いています』
『オンライン英会話が、うちの子にははまった様子』
『オンライン授業なので、普通の勉強法よりメリハリがあるかなと思っています』
オンラインでの勉強を選択する方も少なくなかったです。
黙々と一人で勉強するよりも、他者が入ることでメリハリがでて、勉強に集中して取り組むことができると感じているそうです。家庭学習でのデメリットに「だらけがち」という意見もあったので、オンラインでも画面越しに先生がいることで、子どもの勉強がはかどりそうですよね。
いかがでしたでしょうか? 家庭学習は「自分のペースで進められる」という大きなメリットがある反面、親のサポートや管理が必要になるなど、難しさもあるようです。しかし、その子に合った勉強スタイルをみつけることができれば、家庭学習がスムーズに進むだけでなく、自己管理能力や計画性の向上にも繋がりそうだと感じました。
お子さんに合った効果的な家庭学習のやり方をみつける参考にしていただけたら嬉しいです。