子どもにスマホを持たせている家庭は6割
今回、独自のコミュニティ組織「saitaコミュニティラボ」では78人の女性に子どものスマホに関する調査を実施しました。
「お子さんはスマホやお子さん向け携帯電話を持っていますか?」という項目では、60.3%の人が「スマホを持っている」と回答し、「お子さん向けの携帯電話を持っている」と答えた人が3.8%、「お子さん専用のものは持っていない」と答えた人は35.9%でした。
この調査では半数以上のご家庭で、お子さんにスマホや携帯電話を持たせているんですね。
本当にあったスマホトラブル
スマホや携帯電話を持たせていると、いざという時にも便利ですよね。
しかし、子どもに「スマホや携帯電話を持っているからこそのトラブル」もあるようです。アンケートに答えてくださった方の本当にあったトラブルをご紹介します。
写真関係のトラブル
『高学年の子が、下級生の子がしたイタズラをスマホで撮って「先生に見せる」と脅していたことがあった』
イタズラを注意するのなら良いのですが、脅しは許されることではないですよね……。
手軽に写真を撮れるのは嬉しいことですが、使い方には注意しなくてはいけませんね。
LINE・メールのトラブル
『怪しい画像がグループLINEに流れてきた』
『友達と悪口を言っていた』
お子さんの意図しないところで怪しい画像がまわってきたり、友達同士で悪口で盛り上がってしまったりしたことがあるようです。
自分の子どもがSNSのいじめや何らかのトラブルの被害者になることはもちろん心配です。
しかし、いとも簡単に加害者になってしまい誰かを傷つける可能性も大いにあることを、しっかり再確認させたいですね。
課金トラブル
『キッズスマホなのに、Amazonで映画などを購入してしまった』
「ゲームアプリで親の知らない間に課金していた」という話はよく聞きますよね。
最近はサブスクリプションも充実していて、好きな音楽を聴いたり映画を見たり本を読んだり……と、なんでもスマホでできる時代。「知らない間に子どもが何かを購入してしまう」ということも珍しくはないようです。
便利なスマホや子ども向け携帯電話ですが、こうしたトラブルがあるのも事実。
ではお母さんたちはこうしたトラブルから、どのようにお子さんを守っているのでしょうか?
トラブル回避のために親ができることは?
ここからは、saitaコミュニティラボのみなさんに聞いた「スマホや携帯電話でのトラブル回避のために行っている対策」についてご紹介します。
親が毎日チェック
『LINEもカメラロールも全てオープンで、毎日親がチェックしています』
ある程度の年齢になるまでは、親がスマホや携帯電話の中身をしっかり把握しておくという家庭が多いようです。
制限をかける
『YouTubeなどの閲覧に年齢制限を加えたり、アプリは親の許可なしではダウンロードできないようにしたりしている』
見守り設定にしたり時間制限をかけたり、お子さんの持つスマホや携帯電話にはさまざまな機能制限を設けるという人も多数いました。
「もとからアプリを一切入れずに、連絡のみ行えるようにしている」というご家庭もありましたよ。
マナーやルールを日頃から確認する
『SNSの利用などについて、度々話し合いと確認を行っています』
『人の悪口を書いたり、勝手に課金をしたりしたら即解約というルールにしています』
日頃からスマホや携帯電話の使い方について、親子でしっかり話し合っているという方も多くいらっしゃいました。
SNSの使い方や人を傷つけることをしないというのは、大人になってからも気をつけてほしいこと。子どもがスマホなどを使い始める前から、ルールを一緒に確認しておくのはとても大切ですね。
対策を行い、安心安全にスマホを使おう
スマホや携帯電話は便利ではありますが、トラブルが起きてしまうことも実際にはあるので親としては不安もありますよね。
しかし、日頃からさまざまな対策をされているようです。
すでに子どもにスマホを持たせている人も、これから持たせようと考えている人も、親ができる対策を行い、子どもとルールをしっかり話し合った上で、安心安全にお子さんがスマホを使っていけるといいですね。