相談:何度言っても行動を改めない「だらしない夫」に、効果的な方法とは?
(島根県 41歳 季久美)
夫が何度言っても行動を改めてくれません。
トイレの電気を消さない、無くなったティッシュやシャンプーを補充しない、ゴミの分別をしないなど、小さなことなのですが、毎回なのでイライラしてしまいます。
その都度注意しても改善せず、つい子どもの前でも口うるさく言ってしまいます。
そのせいで子どもも「パパってだらしないよね」と夫を否定するようになり、家の空気もギクシャク……。
夫にきちんと行動を見直してもらうには、どう伝えたら効果的なのでしょうか?
人がやってくれない問題は、自分の問題
旦那さんにこまごまと注意しても、行動を改めてくれないというお悩みですね。確かに、何度言っても直らないとイライラしますよね。今では、お子さんにもその認識が広がっているご様子。家庭全体の問題として、どうしたらいいのか考えていきましょう。
まず、私が率直に思ったことをお伝えします。それは、「気付いた人がやればいいのでは?」ということです。旦那さんを、「だらしない認定」する前に、気になった人がやればいい、もしくは、やるしかないと感じました。
おそらく私に求められているのは、上手に旦那さんに伝える方法を教えて欲しいとか、だらしないところをなんとか直して欲しいということだと思うのですが、私はご相談者さん自身の考え方を変えることで、解決する方法をあえてご提示したいです。
ここから少し私の話になるのですが、私にも夫がいて、靴下をなぜか毎回洗濯機の前に置いておくんですよね。脱いだ靴下を洗濯機には入れてくれないんですよね。それを何度か注意したのですが直らないので、だんだんイライラしてきました。
でも、ある時、気になっている方が悪いんだということに気づき、気になるなら私がやろうという気持ちに落ち着いたんです。気になったら負けとでもいうのでしょうか。
ですから、ご相談者さんも、気になっている自分がやればいいのだと気持ちを改めてみるのはいかがでしょう。何度も注意しているようですし、それでも直らないのであれば、もう自分自身を直すしかありません。
こういうふうに、人がやってくれないという「くれない」問題は、気になっている側の基準で物事を捉えてしまっているから起きていることが多いです。たとえトイレの電気を消してくれなくても、気になる人と気にならない人がいるという、ただそれだけの問題なんです。
そこで、一つだけ取り組んで欲しいことがあります。それは、旦那さんのよいところをまずは10個あげてみましょう、ということです。トイレの電気を消してくれなくても、なくなったティッシュの補充をしてくれなくても、旦那さんによいところがあったから結婚したんですよね。それをぜひ思い出して欲しいんです。
今は、悪いところばかりにフォーカスされてしまっていますが、視点をずらして、違うところにも目を向けてみましょう。視点を変えれば、旦那さんにはきっとよいところもたくさんありますよね。こんなよいところがあるんだから、細かいところは目をつぶろうと思えるかもしれません。
旦那さんをだらしない認定するのではなく、人には人の基準があるんだということを知りましょう。その上で、気になった人がやる精神を持っていただけたらと思います。ご相談ありがとうございました! 家族が心穏やかに過ごせますように。ご健闘を祈っています。