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【運転を諦めない高齢の親】どう伝えれば、納得してくれる?

家族・人間関係

2024.02.27

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「【運転を諦めない高齢の親】どう伝えれば、納得してくれる?」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:【運転を諦めない高齢の親】どう伝えれば、納得してくれる?

イラスト

(長野県 49歳 安全ピン)

私の父親は80歳を過ぎているのですが、いまだに車を運転しています。
昔から運転が好きで、私たちをどこへでも連れて行ってくれました。

昨今、高齢ドライバーの事故が増えていることもあり、実家へ帰るたびに免許を返納した方がいいと話をするのですが、聞く耳を持ちません。
(正直車がないと私たち家族のサポートが必要になる恐れもあるため、あまり強く言えないところもあります…。)
ですが、事故が起きてからでは遅いので、どうにか納得させ車を手放したいと思うのですが、どう伝えればいいでしょうか?

頑固な人にこそ。数字で話してあげよう

回答

高齢ドライバーの事故は、昨今とても問題になっていますよね。「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」などの高齢ドライバーによる事故のニュースを、ほぼ毎日のように聞いているような気がします。説得しても、なかなか話を聞いてくれないとのこと、とても大変ですよね。

もし私だったらなんですが、数字を使って話すと思います。「高齢ドライバーの事故は年に何件ある」とか、「実際に免許を返納している人はどのくらいいるか」とかスマホでささっと調べてみましょう。恐らくたくさんの情報が出てくるはずです。それを見せながら、父親と話し合ってみるんです。

今、父親が話を聞いてくれないのは、恐らくお互いに感情でぶつかり合っているからなんですよね。感情論で、「心配だから免許返納してよ」と言っても、相手の心はどんどん固くなるばかりだと思います。主観的な言動のぶつかり合いといった感じでしょうか。

そうならないためにはどうするか。それは、数字で話すということです。数字で話すということは客観的な情報を元にした話し合いです。客観的な情報で、相手の心を柔らかくほぐしていきましょう。「客観的」というところがポイントですね。要は第三者の意見です。数字は、頑固によく効きます。

ちなみに、車がないと、ご相談者さんのサポートが必要になるということですが、その部分が強く言えない理由になっているんだとしたら、自分の立場がグラグラ揺らいでしまいます。しっかり、自分の立場を明確にしないと相手も混乱してしまうと思いますよ。

免許を返納して欲しいならして欲しい、その立場をまずははっきりさせましょう。近くに住んでいるんだとしたら、父親の足になってあげるつもりで、1週間に1回買い物に付き合うなどしてあげれたらいいですね。もし、実家から遠くに住んでいるのであれば、バスや電車で買い物や病院に行ける方法を一緒に考えてあげましょう。

最後になりますが、今回のお悩みに関しては、まずは自分自身の立場をはっきりさせ、客観的な情報をもとに説得することをお勧めします。そうすれば、父親も納得してくれると思いますよ。ご相談ありがとうございました。免許返納の話し合いがうまくいきますように。ご健闘を祈っています。

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著者

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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