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小学校の謝恩会っていくべき?できれば欠席したいけど失礼かなと思って悩む。

カルチャー

2023.02.19

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「謝恩会っていくべき?できれば欠席したいけど失礼になる?」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:謝恩会っていくべき?できれば欠席したいけど失礼になる?

イラスト

(埼玉県 45歳 ラー油)

我が子の小学校では毎年卒業式の後に謝恩会をホテルで盛大に開催します。
会費は大人は5,000円で、子供は3,000円です。

我が子も6年生になり、今まで参加した先輩達の話を聞いているからか
今から参加することを心待ちにしているのですが、私は欠席したいと思っています。

苦手なママさんがリーダーで会を仕切っていることもあり、
特別仲の良いママ友がいるわけでもなく、
我が子も友だち同士で会話するだろうし、
ひとり自分だけが孤立することを想像すると楽しめる気がしません。

謝恩会を欠席する人はほぼいないらしいのですが、
先生には別で感謝を伝えるとして欠席してもいいですよね…?

罪悪感のある選択肢を選んでもいい。その罪悪感は、間違ってるって意味じゃないから

回答

謝恩会ですか〜そんなシーズンになってきましたね。ホテルで盛大に開かれる謝恩会ってどんな感じなんでしょう。確かにママ友同士で固まって座ったりなんかもしそうですね。子どもたち中心の催しとはいえ、そんなふうに親同士の関係性が浮き彫りになったりもするんですかね。

私も最初「謝恩会」と聞いた時は、パーティー感覚で楽しそう!なんて思ったりなんかしましたが、実情に思いを馳せてみると、不参加でいきたいというご相談者さんのお気持ちがとってもわかる気がしました。

「先生方に失礼かどうか」については、確かにこれも悩んでいらっしゃると思うんですが、一番は多分違うところで悩んでらっしゃるんじゃないですかね。

恐らく、親自身の人間関係だけを理由に欠席してもいいのか、そんなの身勝手なんじゃないか、っていう「罪悪感」で一番悩んでらっしゃるんじゃないでしょうか。

私は、そういう理由で欠席してもいいと思います。私の完全な憶測ですが、他の場面でも、恐らくご相談者さんはそう感じることが多い方なのではないですか。

自分の都合でこんな行動をしていいのかなと悩むことが多い、私もそういうタイプなんです。まるで人に迷惑をかけない!が、自分の永遠のテーマになっているような感じ、ですかね。

ただ、私は、たとえ罪悪感があったとしても、相談者さんに自分の選択を尊重して欲しいです。罪悪感があったとしても、相談者さんが選びたい選択は「欠席」なんですよね。

だとしたら、少しずつでも自分のための選択ができる人になっていきましょうよ。

人に迷惑をかけちゃダメ、人に失礼なことをしちゃダメとか、そういう自分の罪悪感は、人のことを一生懸命考えている証です。悪いことじゃないんです。

でも、それによって相談者さんが選びたい選択が他人のせいで選べないのは、謝恩会に限らず、なんか間違っている気がするんです。自分の気持ちを押し殺して、他人のための選択をしてもきっと後悔してしまいます。

罪悪感のある選択をしてもいいんですよ。罪悪感のある選択肢は、間違っているという意味ではないんです。罪悪感があってもいいんですよ。

でも、ただの罪悪感で終わらせずに、「自分のための選択ができたな〜」って最後に、これだけは感じてみてください。そうしていけば、次回何かを決断するときにも、自分のための選択ができるように次第になっていくんじゃないかなって思います。

それは、まるで「練習」みたいな感じですかね。

罪悪感を感じるな!なんてのはもちろん無理だと思います。自分の気持ちを都合よく書き換えるのなんてそんなの無理ですよね。ただ、今回謝恩会を欠席するというその「行動」ならできそうですよね。

気持ちを変えなくても、行動を変えてみましょう。その選んだ行動が、いずれ時が経って「ああこれでよかったんだ」と思えれば必ず次につながります。

だから、今回は練習だと思ってやってみませんか。

自分のための選択、って簡単なようで難しいですよね。私も他人の気持ちばかり考えることが多くて、自分の気持ちが置いてけぼりになってしまうことがよくあります。

でも、そういう人は少しずつ練習していけばいいんじゃないかなって思うんです。そうやって練習すれば、気持ちがいずれ行動について来るはずなんです。

「自分のために謝恩会を欠席する」のもただの練習の一つと捉えれば、なんだか気持ちも楽になりませんか。

自分を大切にする選択をするって難しくて、他人を大切にする人ほど難しいことな気がします。ただ、何事も練習あるのみ!コツコツと練習を積んで、いずれ罪悪感なしにスッと自分のための行動が選べたらいいですよね。

私と一緒に自分のための練習、少しずつやっていきましょう。今回はご相談ありがとうございました。

 

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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