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【水泳もうやめたい…】子どもの習い事、簡単に辞めさせていい?

カルチャー

2023.07.25

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「子どもの習い事、簡単に辞めさせていい?」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:【もうやめたい…】子どもの習い事、簡単に辞めさせていい?

イラスト

(大阪府 46歳 軍手)

最近、小2の娘が習い事の水泳に行くのを拒否するようになりました。
小1の冬に始めたばかりで、今までは楽しく通っていたのですが…。

理由を聞いてみると
「クラスが上がってついていけなくなった」
「怖いコーチに変わった」
「楽しくなくなった」
とのことでした。

クラスを戻して、優しいコーチに戻ればまた楽しく通えるかなと思い、コーチに相談してみようと思ったのですが、この先学校や社会で起こるであろう環境の変化に耐えられなくなっても困るので今の状況でもう少し頑張ってもらいたいなと説得中です。
また簡単に辞めさせて「やめグセ」「負けグセ」がつくのも困るなと感じています。

一方で、親の感情で無理に続けさせて、娘に我慢させ続けるのもおかしいかなと思っています。

一番よい辞めどきや子どもが辞めたいと言ったときに親として何と声を掛けるべきかなどありましたら教えてください。

終わり方も大事だけど「始まり」も大事。習い事を始めた経緯を振り返ってみて

回答

水泳の習い事をやめたいという子どもに、どう声かけをしたらいいかというご相談ですね。確かに、無理に続けさせ、イヤイヤ通うのも違う気がしますね。やめるとしても、子どもの今後のためになるやめ方をしたいものです。

私が、一つ気になったのは、習い事の「始め方」です。最初、この水泳の習い事を始める時は、どういう経緯で始められたんですか?例えば、子どもの方からやりたいと言われて始められたんですか?それとも、なんとなく?私は、ここの部分が問題解決の鍵になると思いました。

確かに、今やめたいと言われていて、習い事の「終わり方」をどうするか、というところで悩んでいらっしゃるのはわかります。けれど、「始め方」も同じくらい大事なんですよ。そこを振り返って見て欲しいんです。

やめ癖や負け癖、を考えるのは、終わる時よりも、始める時です。始める時に、きちんとルールを作るのが大事だと思うんですね。例えば、「いついつまで続ける」とか「これができるようになるまで続ける」とか、目標や目的をしっかり考えて、始めるようにするのがいいと思います。

今回の習い事については、もし子どもからやりたいと言われて始めたのであれば、「やりたいって行ったのは、あなただよね」というふうに、続けるよう説得できますよね。また、他の友達もやっているからなんとなく始めたのであれば、始め方にルールがなかったのが、少し問題だったのかもしれません。

つまり、やめ方を考えるためには、始め方を思い出すのがポイントなんです。しっかり思い出して、その始め方にあった、終わり方を心がけてみると、今後のためにもいいやめ方ができると思います。

コーチを変えるなど、工夫して続けるのもいいですよね。そこは、きちんと子どもと話し合って、いいやめ方、または続け方をしてみてください。とにかく、ポイントになるのは、始めた時の経緯です。

ご健闘を祈っています!今後も、何かを始める時、やめるとき、ぜひこれを思い出してみてくださいね。ご相談ありがとうございました!

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著者

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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