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39歳「トイレでの立ち話が多くてお昼休憩も長い先輩に、仕事を依頼されイライラする…」#ガンバラナイ人生相談

カルチャー

2021.08.08

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回は、周りの人に対して、イライラが止まらない! という相談者さんからのお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:イライラが止まりません。

イラスト

いつも職場でイライラしてしまいます。

ゴミ捨ての分別や、共有の備品を元に戻してほしいと言っているだけなのに、職場のオジサマ方は全然聞いてくれません。

同僚や先輩の女性の方々の廊下やトイレでの立ち話も長く、お昼休憩だってなんだかんだで1時間以上取っています。

たまにならいいんです。でも、その時間があるから残業しているのでは……と思ってしまいます。

私はサクッと仕事をして帰りたいのに、帰る直前に「これお願い」と仕事を依頼されます。廊下での立ち話や、お昼時間を1時間にして、先にやってくれたら、私に仕事を振るのも早くなったんでは……と思いますが、言えません。

でもイライラが止まりません。

「仕事が早いから」と同じ役職の人よりも多めに仕事が振られるのも納得がいきません。

でも、こじんまりした会社なのであんまり和を乱すようなことをしたくないし……どうすればいいんでしょうか。

(福岡県 39歳 ライライ仮面 正社員)

自分が頑張っていることを相手ができない「イライラ」に…

そもそも「イライラ」とはなんだろう

自分はちゃんとやってるのに、周りの人がやってくれないと確かにイライラしちゃいますよね。ものを元の位置に戻す、時間を守る、など色んなことに対して苛立ちを抱えていらっしゃるご様子です。

ただ、私は最近イライラというものについてある発見をしたんです。それっていうのが「イライラは感情ではないんじゃないか」ということなんです。

その発見が、今回の問題の解決につながると思うのでぜひ説明させてください。

「イライラ」で終わらせないために

「実はわたし……」の後に続くのは?

「イライラ」についてよく考えてみると、実はこれ、さまざまな感情の時にまきおこる「感覚」なんです。怒っている時、悲しい時、悔しい時、色んな感情の時にこの感覚になるはずです。つまり、イライラは「感覚」であり、感情ではないんです。

だから、イライラというものをもっと感情が出てくるまで深掘りして欲しいんですよ。そのでてきた感情と、だから自分はどうしたいのか、それをぜひもう一度考えてみませんか。

イライラを感じたら、心の中で自分に向かって「実はわたし……」ってそのイライラの原因を話してみてください。それがたぶん、自分の偽らざる「感情」なんじゃないでしょうか。

例えば、ハサミを元の位置に戻してくれない同僚の方にイライラしたとします。まず、怒っているのか、悲しいのか、悔しいのか、どんなネガティブな感情なのかをハッキリさせてみてください。その先に、実現したい理想の状態はどんな状態ですか?

もしかすると、自分がいつも綺麗な状態を保つため細心の注意をはらっているから、同僚に対して怒っているのかもしれません。
または、自分も雑に置いておきたいと本当は思っているから、自分ばっかりバカ真面目にやってるのが悔しいのかもしれません。
いつも使いたいときに探す手間がかかるから面倒で怒っているのかもしれないし、みんなが片付けやすいようにしたのに効果がなくて悲しいのかもしれないですよね。

本当は、どんな感情でどうしたいから「イライラ」してるのか、分解してみてください。
ノートなどに書いて、状況を整理してみるのもいいかもしれませんね。そうしたら、本質的な問題が別なところにあることにも気づくかもしれません。

イライラの状態のまま相手にぶつければ、輪を乱してしまうと思います。けれど、このように気持ちを整理した結果こう思った、というところまで把握できているわけです。その上でちゃんと冷静にこの「感情」を相手に伝えてみてください。

もちろん、相手がそれで変わってくれるかはわかりません。しかし「イライラする」とは伝えづらくても「私はこう思っているから、こうしてほしい」と伝えられたら、それはそれで一歩前進しませんか?

ぜひ、イライラをもっともっと突き詰めていって、丸裸にしてしまいましょう!

イライラは感覚! 感情は別! それが合言葉です。健闘を祈っています。

イラスト:フジコ

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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