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義母の介護と仕事と家庭、全部抱えてつぶれそう…。体も心も限界に近い私はどうしたらいいの?

家族・人間関係

2025.10.14

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「義母の介護と仕事と家庭、全部抱えてつぶれそう……」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:義母の介護と仕事と家庭、全部抱えてつぶれそう……。

義母の介護にていっぱいな女性のイラスト

(愛知県 47歳 マユ)

義母と同居して8年になります。
ここ2年で義母の体調が急に悪化し、ほぼ介助が必要な状態になりました。
私はフルタイムの仕事をしながら家事や子育ても担っていて、もう体も心も限界に近いです。
夫は「母のことだから仕方ない」と言うわりに、介護の手伝いはほとんどせず、私に任せきりです。
職場でも急な早退や休みが増えて肩身が狭く、このまま続けられるか不安です。
子どもたちには「お母さん疲れてるね」と言われ、笑顔を作ることすら辛いときがあります。
自分の人生がすべて義母の介護に飲み込まれていくようで、気持ちが押しつぶされそうです。
でも「嫁だから頑張らなきゃ」という思いが頭から離れず、誰にも弱音を吐けません。
このままでは自分が壊れてしまいそうで、本当に怖いです。

自分が倒れたら元も子もない。“自分最優先”でいこう

回答

介護に家事に子育てに仕事と、4つものタスクを抱えていらっしゃるんですね。そりゃあもう限界、となって当然だと思います。よくここまで耐えていらっしゃいました。

ご相談への私からの回答は、「自分を優先すること」です。そんなの無理、と思われそうですが、ちゃんと理由を説明させてください。

今、介護に家事に子育てに仕事をやっているのは誰ですか? あなたですよね。そしたら、もしあなたが過労などで倒れてしまったときに、誰が代わりを務めてくれるんでしょうか? 誰もいません。

もっと言えば、あなたの代わりはどこにもいないんです。だから、あなたの心と体を整えるために、ご自身を優先してください。絶対、「自分最優先!」と心に留めていただけたらと思います。

自分を支えられない人は、誰のことも支えられません。だから、自分が倒れたら元も子もないんです。自分をまず自分で支えてあげましょう。

私が一番心配なのは、あなたが一人で抱えすぎて潰れてしまうことです。もしも、負担が大きすぎて、心や体の病気にかかったら、完治が難しくなることもあります。

今、実際、他人を最優先させていませんか? 義母や子ども、夫を優先させてはいませんか? 自分以上に自分を気にかけてくれる人はいないのですから、自分で自分を守り、優先してあげましょう。

頭を抱える女性出典:stock.adobe.com

自分を最優先するためには、まずタスクを減らすことが一番です。旦那さんは、ご相談文を拝見する限り、家事や育児、介護などたくさんのタスクをあなたに任せているようですね。それが、私は許せません。

「もう限界」ということは旦那さんにしっかり伝えていますか? やるべきことが多すぎて、もう限界なんだということをまずはちゃんと伝えましょう。夫婦は二人三脚ですから、困ったときは頼っていいんですよ。

その上で、1番外注できそうなこと、すべきこと、したいことを考えましょう。私としては、介護が一番の負担になっていると思うので、できる範囲で外注してみてはいかがでしょうか。もし、旦那さんに反対されるようなら、「だったら自分でやってください」を徹底してみてください。

家事だって外注する方法はいくらでもあります。家事代行業者は今ではたくさんありますし、掃除や料理の負担から自分を楽にしてあげましょう。ここでも、旦那さんに反対されたら「だったら自分でやってください」を決め込みましょう。なんでも、一人で抱え込むのはやめてくださいね。

共働きということですから、やるべきことを外に頼むお金の余裕はあるのではないかなと推察します。だから、まずは外注でタスクを減らして、心と体の余裕を作ってくださいね。

あなたが一番大事です。それでいいんです。自分を最優先させて何が悪いのでしょうか。自分を1番自分が大事にしてあげましょう。自分最優先でこれからは生きていきましょう。それこそが、みんなのためにもなるんですよ。

義母も夫も、代えのきかないあなたを頼りすぎです。代えのきくことは人に任せて、自分ができること、したいことをしてくださいね。ご相談ありがとうございました。心と体にゆとりができ、あなたの心配や不安が消えますように。ご健闘を祈っています。

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著者

おのすん プロフィール画像

おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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