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「あとでね~」が口癖になってしまった3人の子を持つママ。ゆとりが欲しい!<人生相談>

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 「あとでね~」が口癖になってしまった3人の子を持つママ。ゆとりが欲しい!<人生相談>

2023.04.25

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「ゆとりが欲しい…」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:ゆとりが欲しい…

イラスト

(群馬県 43歳 テレレ)

3人の子を持つワーママです。

毎日が風のように過ぎていきます。
朝はお弁当作りに始まり、洗濯、朝食、登校準備、出社、学童お迎え、保育園お迎え、夕飯、お風呂、洗濯たたみ、宿題、就寝準備……。

心身ともに全くゆとりがありません。

日々目の前にあるやらなきゃならないことを淡々とこなしているだけで、子どもたちにちゃんと向き合えていないことにも自己嫌悪です。
例えば夕飯を作っているときに、「ママこれで一緒にあそぼう」と誘われても「ご飯作ってて忙しいからあとでねー」と断って、結局やらずに終わったりします。

「あとでね」「ちょっと待ってね」が口癖になってしまいました。

子どもに優しく、ゆとりを持って接したいのに……きっと子どもの性格にも悪い影響を与えている気がしてなりません。

旦那は朝早く夜遅く帰宅するため、家事育児の分担はお願いできそうにありません。
ゆとりを持つには、いっそのこと仕事を辞めるべきなんでしょうか。

その家事ほんとに必要?新しいアタリマエを作ろう

回答

家事に仕事にめまぐるしい日々を過ごされているんですね。せっかくの休日も家族とゆっくりできず、家事に追われているような感じでしょうか。ものすごく頑張り屋さんな方だと思います。まずは、「自分てよくやってるよね」と自分自身を労ってあげてください。

私からのアドバイスは、当たり前を見直すことです。家事の当たり前を見直すということなんですよね。

仕事はなかなか自分の都合でやり方を変えることはできませんが、家事はかなり自分次第でやり方を工夫することができると思います。

例えば、Aさんは毎日掃除をしています。一方で、Bさんは一週間に一回掃除をしています。Aさんにとっては、それが当たり前で当然のやり方ですし、Bさんもそう当然だと思っているんです。ちなみに私も掃除は週一にしています。

ご相談者さんは、こうしなきゃとか、ああしなきゃにとらわれていませんか。そういう「べき思考」で自分を縛ってしまってはいないでしょうか。

こうすべき、ああすべき、っていうのは結局自分1人の当たり前でしかありません。世界中いろんな人がいて、いろんな当たり前が本当はあって当然なんですよ。だから、自分にとっての当たり前が、まず何なのかを知るのが大事だと思います。

まずは、掃除。その掃除の頻度はどうでしょうか?どこまで掃除してますか?何で掃除してますか?本当はストレスになっていることはありませんか?

私は、掃除機をわざわざ出してきてコードをさすのが面倒なので、全てフローリングワイパーでやっています。

こんな風に、家事毎にひとつひとつ、やり方や頻度を見直してみましょう。あなたの当たり前は、あなただけの当たり前でしかありません。柔軟に考えて、みてくださいね。

ちなみに、好きな家事と嫌いな家事で頻度を変えてみるのもいいかもしれません。好きな家事は頻度高く、嫌いな家事は頻度を抑えてみるとかもいいですね。

一番大事なのは、こうすべきという「べき思考」に縛られることなく、自分が心地よい方法を探すことです。最初は、「べき思考」に縛られていることに気づくことが自体がまず難しいと思います。けれど、自分だけのべき思考があるんだなと気づければ、そのあとは当たり前を見直すだけです。

家事は家事でも、いろんなやり方があります。時には、スーパーな活躍をしてくれる家電もいっぱいあるので、頼ってみるのもいいかもしれませんね。

こうやって一個ずつ、自分の「べき思考」に気づき、一個ずつ自分にとっての最適解を探してみてください。がんばりすぎず、肩の力を抜いてみましょう。今回は、ご相談ありがとうございました。自分に最善の家事の仕方が見つかりますように。そして、お子さんとの時間がゆっくり取れるようになりますように。ご健闘を祈っています。

 

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著者

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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