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【すぐに決断できない】優柔不断な自分を変えるには、どうすればいい?

家族・人間関係

2024.07.30

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「【すぐに決断できない】優柔不断な自分を変えるには、どうすればいい?」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:【すぐに決断できない】優柔不断な自分を変えるには、どうすればいい?

どっちにしたらいいか迷っている女性のイラスト

(茨城県 41歳 ルビー)

私は何かを決めるときに自分で咄嗟の判断ができず、悩んでいます。

仕事で意見を問われたときは「一度考えさせてください」と即答するのを避けています。(他の社員はすぐさま理由を述べつつ、回答を延べていました)
ママ友の集まりで「A店とB店ならどっちがいい?」と聞かれても自信が持てず「どっちでもいいよ」と答えてしまいます。(そんな調子だからか最近お誘いも減ったように感じます)

突然質問されてすぐに判断できて決断できる人を心から尊敬します。
少しでもそんな人に近づくためにはどうすればいいのでしょう?

優柔不断なのは、自分のことを知らないから

回答

何事も即答できない自分に、もどかしさを感じていらっしゃるんですね。確かに、仕事で意見を求められた時は、すぐに答えられた方がデキる人という印象がして良いと思います。それでは解決法を一緒に考えていきましょう。

まず、大前提として、一つお伝えしたいことがあります。それは、優柔不断な原因は、自分のことを知らないからだということです。

これさえ押さえれば、問題は解決したも同然です。優柔不断をどうすればいいかより、自分を知らないけどどうすればいいかの方が、問いとして解答が見つけやすいと思いませんか?  優柔不断というと、問題がぼやっとするけど、自分を知らないだけと言われたらわかりやすいですよね。

それでは、なぜ、「優柔不断イコール自分のことを知らない」ということになるのか、説明をしていきます。

例えば、「あなたの好きな色はなんですか?」と聞かれて即答できる人とできない人がいるとします。

即答できる人は自分がピンク色が好きだとわかっています。だから、アイシャドウが欲しいな〜とデパートの化粧品売り場に行っても、たくさんある色の中から自分が好きだとわかっているピンクのアイシャドウを選ぶことができます。

選択できる出典:stock.adobe.com

一方、即答できない人は、自分が何色が好きなのかがわかっていません。したがって、デパートに行っても、永遠と色々な色のアイシャドウを眺めているだけで、一つに決め切ることができないんです。

今回は、好きな色は何かという簡単な問いでしたが、私の言いたいことは伝わりましたでしょうか。

即答できる人は、実際、その場その場で考えているのではなく、自分の好きな色があらかじめわかっているからすぐに決めることができるんです。自分のことを自分で知っているからすぐ答えられるし決められるんですね。

一方、即答できない優柔不断な人は、問いに対して逐一回答を考えています。だから、すぐに答えが出せないんです。

実は、特に重要なのは「なぜピンクが好きなのか」という理由の部分になります。ただピンクが好きなんじゃなくて、その理由をはっきりさせましょう。そうすると、あら不思議、途端に応用が効くようになるんです。

例えば、自分は「可憐で女性らしく見られたい」という理由でピンクが好きだとします。すると、化粧品だけでなく服を選ぶ時も、「自分はこう見られたいんだったな」という同じ理由で、たくさんあるお洋服の中から選ぶことができるんです。

だから、理由の部分までしっかりわかっていれば、いろんな問いがきた時に同じ理由で即答することができるんですよね。

ここまで、いろいろ例を挙げてきましたがいかがでしたでしょうか。

私は、優柔不断をなおしていくためには、自分に対するたくさんの問いを用意して、それに対して理由も含めて答える練習をするのがいいと思います。

紙に書き出す出典:stock.adobe.com

ノートとペンを用意して、紙に書いていくのもいいかもしれませんね。

以前会社で聞かれて即答できなかった問いなどに、結局どう答えたのか、そしてさらに、その理由はなんだったのかを書くのもいいと思います。もっといえば、どうして即答できなかったのかまで考えられたらなおいいですね。

自分は何が好きか、何が嫌いか、何が得意か、何が苦手かなどについてもぜひ考えてみましょう。

何度もお伝えしていますが、優柔不断かどうかは、結局のところ、自分のことを知っているか知らないかの差なんです。

だから、自分への問いをたくさん用意して、たくさん答えてみましょう。そして、復習のために後から見返すのもいいですね。これを繰り返すことで、必ず問いへの回答が早くなるはずです。

この度は、ご相談ありがとうございました。少しずつでいいですから、即答できる人に近づいていけたら、仕事にも好影響ですし、友達とも円滑に関われるかと思いますよ。ご健闘を祈っています!

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著者

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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