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【義父の介護を断固拒否するヒドイ義姉】介護は仕事をしていない人間だけがするべきなの?

家族・人間関係

2024.03.19

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「【義父の介護を断固拒否するヒドイ義姉】介護は仕事をしていない人間だけがするべきなの?」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:【義父の介護を断固拒否するヒドイ義姉】介護は仕事をしていない人間だけがするべきなの?

イラスト

(佐賀県 51歳 シバザクラ)

私達家族には小学生の子どもが2人おり、夫のみ働いていて人並みの年収だと思います。
夫の姉(義姉)は独身ですが、仕事で重要な役職につき稼いでいるようです。

先日、夫の80代の父が要介護2の判定を受けました。
そこで夫と義姉と3人で、義父の介護についてどうするか話し合いの場を設けました。

私達夫婦の意見としては「3人で協力して介護をする」でした。
しかし義姉は「仕事が忙しい」の1点張りで、仕事をしていない私が義父の介護をするべきだとまくし立ててきました。
イラっとしたので「あなたのお父様でしょ?実のお父様をよく放っておけますね!せめて休みの日くらいお世話したらどうですか?」と言うと義姉が黙り込んでしまい、話し合いは中断となりました。

私もいずれ自分の親の介護をする可能性もありますし、ここは協力するのみで、夫と義姉が主体となって介護をしてほしいと思います。
2人だけで話し合ってもらう…というのも考えましたが、いいように決められる可能性もあり、これからどう話し合うべきか悩んでいます。

 

義姉から金銭的支援を受けることも視野に入れてみては

回答

一方的に介護を押し付けてくるなんて、ひどい義姉ですね。特に、「仕事をしていないから」という理由が怒りの要因になったのもよくわかります。仕事をしてなくても、家事や育児などやることはたくさんありますもんね。

義姉は独身ですし、もしかするとそういった事情がよくわからないのかもしれません。だから、安易にこの人なら任せられると考えているのでしょう。

でも、問題となっているのは義姉の実の親の介護なのですから、義姉も協力して当然だと私も思います。

もし、私がご相談者さんの立場だったら、まずどんな介護をしたいのかについて考えてみます。曜日ごとに誰かが行って介護をするのか、はたまたヘルパーさんを頼むような介護なのか、デイサービスを頼むのか、そういったことについて考えてみましょう。

ヘルパーさんを頼むのも、デイサービスを利用するのも、もちろんお金がかかります。だから、ここからは私の提案ですが、義姉に金銭的支援を頼むのもありなんじゃないかと思うのです。

義姉がそんなに忙しくて、何も介護に参加できないのであれば、金銭的支援を主にお願いするというのも視野に入れてみるという意味です。それで、義姉が休みの土日などは介護に参加してもらうなどすることで、両者のバランスをとるんです。言うなれば、「お金で解決する」ということです。

介護出典:stock.adobe.com

介護というものは、言いづらいですが、金銭面もすごく大事なファクターになってくると私は思うんですね。だから、義姉がそんなに忙しいなら忙しいなりに、金銭面での負担を任せるのも視野に入れてみるのはいかがでしょう。

それを踏まえて、やはり再度三者で話し合う機会が必要だと思います。介護は、介護する側にとって精神的にも身体的にも負担の大きいことですから、もちろんみんなでその辛さを分け合うことが必要ですよね。話し合いづらいお金のことも、しっかり話し合うのがいいでしょう。

三人ともが、納得できる落とし所を見つけるためには、「金銭面」も含めて考えたら考えやすいのかなと思ってご提案してみました。もちろん、夫と義姉の2人が中心になって介護してもらうにこしたことはありません。でも、それが物理的に無理なんだとしたら、金銭的に折り合いをつけるのもまた大人のやり方かもしれませんよ。

また、義姉に何か嫌なことを言われたとしても、感情的にならず、事実のみを伝えることを意識してみましょう。私は、子どもがいるし、やる家事もあるし、介護にこれくらいは参加できるけど、主体的にはできないなどと冷静に伝えてみるのもいいでしょう。

介護の分担、話し合いが前回よりもうまく進むように、いろんな可能性について考えてみるのもいいのかもしれません。ご健闘を祈っています。ご相談、ありがとうございました。

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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