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47歳女性「小5の娘が不登校に…。何を言っても出てこず。親として出来ることはある?」

カルチャー

2023.05.02

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「娘の不登校…親としてどう対応すべき?」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:娘の不登校…親としてどう対応すべき?

イラスト

(埼玉県 47歳 サワコ)

特にきっかけがあったわけではないのですが、突然小5の娘が登校を拒否するようになりました。

無理矢理登校させるのはよくないと聞いていたので、何日か了承したところ、もう1週間が過ぎてしまいました……。

先生に相談しても、友人関係や学業の面でも問題はないとの返答でした。
話を聞いてあげようと思って外に誘っても自分の部屋から出てこないので、どうしたらいいのか分かりません。

親として娘にしてあげられることって何なんでしょうか?

1人でいると煮詰まりがち。外出に誘ってみて

回答

娘さんが不登校になってしまったのですね。不登校は、子ども自身ももちろん大変ですが、支える親側も大変ですね。ご相談者さんの不安な気持ちお察しします。

話をしようとしても、部屋から出てこないということですが、こんなのはどうでしょう。美味しいランチに誘うんです。可愛いカフェに行かないか、と誘ってみるのもいいかもしれません。要は外出に誘ってみてください。

部屋の中にいると、日光不足になりがちです。日光によって体内で生成されるビタミンもできません。朝から夕方になっていく、一日のうち今何時なのか、という感覚も乱れてしまいます。しかも1人でいると、どうしたって考えが煮詰まってしまいます。

とにかく一日中家の中にいるのは、絶対によくありません。だから、外に連れ出す、それをまずはひとつの目標にしてみてください。

出かける場所は、図書館もいいですし、前述したカフェ、ボランティアなどもいいと思います。一日ちょっとの時間でもいいので、一緒に外に出て過ごしましょう。

ここから私の話にあるのですが、私も以前過労で倒れた時に、ほとんど家で寝たきりになったことがあります。うちにいるとどうしても自分を自分で追い詰めてしまいがちでした。そこである時、カフェに出かけたんです。その時飲んだ、カフェラテの美味しかったこと、今でも忘れられません。

娘さんが部屋にこもっている状態だそうですが、カフェに行くとか、楽しそうなことなら部屋から出てきてくれるかもしれませんよ。1人でいたい気持ちなのかもしれませんが、やっぱり誰かと交流したいという気持ちは、どんな時だって誰にだって備わっている基本的な欲求です。

娘さんが、寂しいのか悲しいのか、本当の気持ちは分かりません。また、話してくれるまで、待つしかないかもしれません。けれど、「そばにいつだっているからね」という気持ちは繰り返し伝えてあげてください。それがセーフティネットとなって、いつでも自分を大事にしてくれる人がいる、という支えになります。

最後になりますが、今、娘さんにとって一番必要なのは、癒しと非日常です。とにかく楽しそうなことに誘ってみてくださいね。娘さんのことを一番知っているのは、母であるご相談者さんだと思います。心が癒やされて行くうちに、ぽつりぽつりとでも話を聞かせてくれるはずです。

ご健闘を祈っています。ご相談ありがとうございました。
 

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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