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【夫の会社辞めたい宣言】支えたいけれど不安…。妻としてどう向き合うべき?

家族・人間関係

2025.11.25

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「【夫の会社辞めたい宣言】支えたいけれど不安…。妻としてどう向き合う?」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:【夫の会社辞めたい宣言】支えたいけれど、私の気持ちがついていきません

仕事を辞めたいと夫から聞きうろたえる妻のイラスト

(愛知県 46歳 A.S)

夫が突然「もう会社を辞めたい」と言い出しました。
理由を聞くと「人間関係に疲れた」「もっとやりがいのある仕事がしたい」とのこと。
気持ちは分かるんですが、住宅ローンもまだ残っているし、子どもも高校生です。
私もパートで働いていますが、正社員の収入にはとても及びません。
「しばらく休みたい」と言う夫を責めることはしたくないけれど、正直、心の中では不安と苛立ちが入り混じっています。
これまでずっと頑張ってきた夫に、応援の言葉をかけたい。
でも、「私たちの生活はどうなるの?」という現実的な不安がどうしても消えません。
こんな時、妻としてどうするのが正解なんでしょうか……。

何よりまずは、夫に「うつ」などの傾向がないかチェックして

回答

「仕事辞めたい」と突然旦那さんから言われたら、それはそれはショックですよね。しかも理由は人間関係ややりがいときました。それだけを聞くと、なんだか甘えを感じてしまうのも分かります。

私が一番気になったのは、旦那さんがうつなどの精神疾患になっていないかという点です。子どもにもまだまだお金がかかることを分かったうえで、それでも仕事を辞めたいと言うのであれば、相当精神的に限界なのかなと思ったんです。

旦那さんは、夜は眠れていますか? 体重の大きな変動はありませんか? 私も専門家ではないので詳しくは分かりませんが、うつなどの傾向が少しでもあるのであれば、まずは病院に行くべきです。

言い方は悪いですが、「辞めたい」がただのわがままなのか、病気が関係しているのかははっきりさせておきたい部分ですね。そのうえで、もし精神疾患なのであれば、仕事を休むことが必要になってきます。

また、精神疾患ではなかったとしても、とりあえず辞めずに仕事を「休む」という選択をしてはいかがでしょうか。

旦那さんに「しばらく休みたい」という意思があるのであれば、仕事は辞めずに休むほうが一番得策だと私は思います。理由は、転職先が見つかっていないのに仕事を辞めるのはリスクが大きすぎると考えるからです。

そのうえで、旦那さんとよく話し合ってほしいと思います。話し合うべきは、養うべき家族がいる中で、良い人間関係ややりがいを求める理由は何なのかという点です。仕事を辞めたいと思うほどの大きなきっかけがあったのでしょうか。それを、しっかり旦那さんから聞き出してほしいです。

ポイントは、今までは仕事に行けていたのに、急に仕事を辞めたいと思うようになったきっかけです。そこに何か根っこの部分があると思うんですよね。だから、そこを掘り進めていく中で、旦那さんの本当の気持ちが分かるのではないでしょうか。

今の仕事以外に何か他にやりたいことがあるから辞めたいのか、上司の異動などで急に人間関係が悪化してしまったのか、何がそこまで「辞めたい」と思わせているのかを明らかにしてください。

そうすれば、今何を解決すべきなのかが分かってくるはずです。人間関係が問題なら、妻として旦那さんの愚痴の聞き役になるのもいいですね。とにかく、辞めずに仕事を続けられる方法を模索するのが一番だと思います。家族全体で旦那さんをサポートする体制を作ってみましょう。

サポートする妻出典:stock.adobe.com

また、やりがいについてですが、私はやりがいは作れるものだと思っています。いつもの仕事を淡々とこなすのではなく、そこに「成長」の要素を加えることで、やりがいは増していくのではないでしょうか。

例えば、毎日仕事前に「今日達成したい目標」を決めて、それが達成できたかどうかを仕事後に振り返ります。そうすると、「今日もこれができた」というように、前進していく自分を感じられるんですよね。それこそがやりがいにつながると思います。

これで私の回答は終わりになります。旦那さんに仕事を辞めたいと言われて、さぞかし大変な心境だと思います。でも、こうして相談しに来てくださっただけで、一歩行動を起こしていらっしゃいます。それは素晴らしいことですよ。ご相談ありがとうございました。ご健闘を祈っています。

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著者

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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