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「もう会いたくない…」長年の友人関係が苦しくなってきた。無理せず人間関係を続ける方法はある?

家族・人間関係

2025.10.21

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「長年の友人関係が苦しくなってきました」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:「もう会いたくない」長年の友人関係が苦しくなってきました

友人との関係がうまく行っていない女性のイラスト

(神奈川県 45歳 ユキ)

20年以上仲良くしてきた友人がいるのですが、最近その関係が重たく感じています。
以前は何でも話せる大事な存在だったのに、ここ数年は彼女の愚痴や不満を延々と聞かされることが多く、正直疲れてしまっています。
こちらが自分の悩みを打ち明けても、話をさえぎられたり、自分の話に持っていかれることもしばしばです。
会うたびにモヤモヤが募り、「もう会いたくない」と思うことさえあります。
でも、長い付き合いを簡単に切ることもできず、罪悪感もあります。
大人になってから新しい友達を作るのも難しいし、孤独になるのも怖いんです。
この先も無理をして付き合い続けるのか、それとも距離を取るべきなのか……。
人間関係ってこんなにも苦しいものなのかと、自分でも驚いています。
どうしたらいいんでしょうか。
 

友人関係にも「活動休止期間」があっていい

回答

20年以上にわたる友人関係ですか。すごく長いですね。長いからこそ悩む、といったところでしょうか。

このお悩みに対する回答としては、「孤独になる」のと「嫌な友人との絆」、どちらがストレスになるのかを天秤にかけてみてはどうでしょう。この世はトレードオフですから、どちらかを選ばなければなりません。

……な〜んて言ってみましたが、そんな回答は当たり前すぎて誰も求めていませんよね。そんなことはわかっています。ということで、ここでは私なりの、少々ぶっ飛んだ回答をしましょう。

孤独にもならないし、嫌な友人との絆も切れない、そんな最強の方法があります。

それは、「友人関係を活動休止する」ことです。アーティストがよく言う“活動休止”、あれです。

つまり“友人として会うことをお休みする”んです。「一旦」お休みにできれば、アーティストのように、好きなときにいつでも活動を再開できます。便利ですよね。

ここからは、その具体的なやり方です。「こういう理由で、今は少し距離を置きたい」とLINEなどで伝えます。直接会って伝えるとケンカになる可能性があるので、あくまでLINEで一方的に伝えるのが肝心です。

理由の部分は、正直に伝えて構いません。友人に対して嫌だなと感じた部分を、素直に言葉にしてみましょう。

そして、「今は距離を置きたい」という言葉選びも大事です。この“今は”という部分がポイントです。「今だけ距離を置くんだよ」という“期間限定感”を出すことで、柔らかい印象になります。

最後は「また会いたくなったら、こちらから連絡するね」と締めくくりましょう。“こちらから”という言葉に、「主導権はこちらにありますよ」というニュアンスを込められます。

もしLINEに返信が来たとしても、しばらく放置で構いません。なぜなら“友人活動休止中”だからです。見ないし返信しない、それでOKです。

LINEをする女性出典:stock.adobe.com

このようにすることで、孤独を感じたときは自分から連絡をすれば、いつでも関係を再開できます。逆に、距離を取って楽になったと思うなら、その距離を保てばいいのです。

これが、友人との最強の距離の取り方です。

学校のクラスメートのように、毎日顔を合わせなければならない相手でもないのですから、距離を取っても気まずくなることはありません。

今はアーティストでいうところの、いわゆる「方向性の違い」で仲違いをしているのですから、気がむいたらまた会えばいいんですよ。そのときには、相手の態度も変わっているかもしれません。「距離をとるほど嫌だったのか」と反省してくれている可能性もありますね。

最後になりますが、少しでも参考になる部分があれば幸いです。活動休止期間に、改めて友人との関係をゆっくり見つめ直してみてくださいね。また友人と同じ方向を向けるようになったら、友人活動再開です! ご健闘をお祈りしています。ご相談、ありがとうございました。

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著者

おのすん プロフィール画像

おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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