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「娘の親友のママ。お茶を誘ってきてもお店は私まかせ。うちの夫との距離は近い。イヤだけど離れられず…」

カルチャー

 ガンバラナイ人生相談

2022.04.24

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「私に依存する友人と距離を置きたい」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:私に依存する友人と距離を置きたい

イラスト

(埼玉県 44歳 キノピー)

娘(10歳)の親友のママと比較的連絡をとったり、お茶をしたりする中なのですが、正直距離を置きたいと思っています。

彼女は、自分の考えが基本無い上に、人との距離感が少しおかしいのです。

例えば、LINEで「今日どこかお茶いかない?」と向こうから誘ってきたのに「キノピーさん行きたいところ決めていいよ」とか、うちに彼女が遊びにきたときに私がコーヒーを淹れてるとその間うちの夫とかなり至近距離でソファに座り、「今度家族同士で旅行行きませんか?」と勝手に誘っていたり。

娘の親友のママだからと我慢してきましたが、話もそもそも合わないし…。

どうしたらいいでしょういか。

 

NOと言えない人に寄ってくる!他人に依存する人たち

回答

依存しがちな人っていますよね。他人がいないと自分を認められない人とでもいうのでしょうか。それが子どもの親友ともなれば、ますます難しい関係になりそうです。

ただ、一番大事な前提があります。それは、依存する人は依存されている人ありきで存在しているということです。つまり、言い方は悪いですが、依存させてるからその人は依存してしまっているんですね。依存とは常に「双方のせい」なんです。

私も、小学校の時に実は同じような経験があります。いわゆるメンヘラっぽい友達に振り回されて悩んでばかりの時がありました。「他の子と仲良くしないで」とか、「私のことなんて嫌いなんだ」などと言われていたんです。親がそんな私を見かねて、距離を取ることを勧めたほどぼろぼろになっていました。

その子から離れて気づいたんですよね。その子は、私がNOと言わなかったから私に依存していたということでした。いわば、半分は私のせいだったと思い至ったんです。愕然としました。依存性のある人は、必ずNOと言えない人を探しているんですよ。

相談者様は、その方にNOと言ったことがありますか?もし言っていなければ、勇気をもってNOと伝えましょう。もし言っているのに相手が変わらない場合は、相談者様の気持ちが伝わっていない可能性があります。相手の行動が変わるまで、「何をやめてほしい」のか具体的に伝えてみてください。

ちなみにですが、お子さんの方は依存されていないのでしょうか。子どもは母親を写す鏡です。先程申し上げた私の例でも、母親と子ども共々依存的でした。お子さんの方も、ぜひ見てあげてくださいね。

お気をつけてくださいませ。依存とは、される方もする方も両方をダメにする恐ろしいものです。まずNOを伝えること、そして、慎重に時に大胆に距離を取ることが大事だと思います。ご健闘を祈っております。ご相談ありがとうございました。

 

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著者

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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