連載記事

【働けない不安】仕事が続かない私…どうすれば変われる?

カルチャー

2023.11.07

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「仕事が続かない私…どうすれば変われる?」というお悩みです。

広告

連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:仕事が続かない私…どうすれば変われる?

イラスト

(宮城県 47歳 サバこ)

高校卒業時、就職氷河期だった事もありずっと非正規で働いてきました。

最近15年勤めた清掃の仕事(短時間パート)を辞めました。
理由は主人から離婚を切り出され、自分で生活費を稼がなくてはいけなくなり、フルの仕事を探す為です。

フルのパートでスーパーの仕事に就きましたが上司と合わず、さらにPCを使う業務も多かった為なかなか仕事に慣れませんでした。
悩んでいたところ、就職氷河期世代支援制度を知り、思いきってスーパーを退社し、職業訓練校に入りPCを学びました。

職業訓練校を卒業し資格を得たのですが、実務経験がないため内定が取れないまま月日が経ち、焦るあまり仕事ができれば良いという選び方をしてしまい、結果続かず……。

夫から「我慢が足りない」「もうその年齢でそんな風に辞めていたら、どこでも働けない」と言われ、正論であるだけに自信がどんどんなくなり もう働けないんじゃないかという不安でいっぱいです。

ちゃんと働きたいです。続けたいです。どうすれば変わる事ができますか?

それは正論じゃない。ほんとの正論はもっと建設的なもの

回答

仕事が続かないというお悩みですね。1回目の退職は上司と仕事内容が原因で、2回目の退職は仕事の選び方が原因で続かなかったということです。

それらを踏まえて、仕事が続かないと悩んでいるとのことでしたが、清掃の仕事は15年も続いたんですよね?私は、それは本当にすごいことだと思いますよ! 仕事、ちゃんと続いているじゃないですか! それはパートだから〜とか思うかもしれませんけど、事実、15年も1つの仕事につけています。そこをきちんと評価すべきではありませんか?

だから、まず少し落ち着いて考えてみましょう。あなたは、条件さえ合えば、ちゃんと仕事が続けられる人間なんです。私自身は15年も続いていることなんて、一つもありません。本当に尊敬します。

でも、夫からの辛辣な意見を受けて落ち込んでらっしゃいますね。その意見のことを、あなたは「正論」と呼んでいましたが、私は違うと思います。本当の正論は、適切な指摘のことです。「なるほど、そういうところが良くなかったのか。次から気をつけてみよう」という納得感があります。このように本当の正論は、もっと建設的で愛があるものなんです。

なので、ここでの本当の正論は、「無理だと気づいた時点で、早めに辞めてよかったじゃないの。それ以上続けていたら体調を崩してしまってたかもしれない。辞めてよかったんだよ」などになるでしょう。

サバこさんの夫の意見は正論ではないので、真に受ける必要はないんです。それは、正論に見せかけた悪口です。ただ、人を打ちのめして終わり、それは正論ではありません。少し厳しいことを言いますが、これから離婚が決まっている相手が、心から愛のある言葉をかけてくれるかというと、そうとは限らないのではないでしょうか。

ちゃんと15年清掃の仕事が続いた自分をまずはきちんと褒めてあげましょう。そして、まずはフルタイムで働こうとした2つの職場の嫌だったところやできなかったことをあげてみるのはいかがでしょうか。そうすれば、自分は何が嫌なのか、どんなところが苦手なのかが洗い出されます。そこから、そういう要素のない職場をもう一度じっくり腰を据えて探すのがいいんじゃないでしょうか。

いわば、やりたいことから探す仕事というよりも、できることやできないことから探す仕事探しをしてみましょう。そうすれば、自ずと長く続く仕事が見つかると思いますよ。まずは、「私は15年も仕事が続いた人間なんだ!」と自分を正当に評価することから始めてください。ご健闘を祈っています。素敵な仕事が見つかりますように。ご相談ありがとうございました!

 

広告

著者

おのすん プロフィール画像

おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

気になるタグをチェック!

saitaとは

連載記事

ガンバラナイクリエイターおのすんのガンバラナイための人生相談

広告