相談:【人生相談】SNSで見つけた元彼の幸せそうな姿に胸が苦しい……これって未練なの?

(埼玉県 42歳 ブレブレ)
SNSで偶然、20年前に別れた元彼を見つけてしまいました。結婚していて、子どもも二人いて、家族で楽しそうに笑っている写真がたくさん。見てはいけないと思いながら、気づいたら何度も彼のアカウントを開いてしまうんです。
彼とは学生時代に付き合っていて、お互い結婚を意識していましたが、彼の転勤をきっかけに遠距離になり、自然消滅のような形で別れました。あの時、ついていけばよかったのかな……そんなことを考えてしまいます。
今の夫とは、いわゆる普通の結婚生活です。喧嘩もないけど、トキメキもない。子どもも手が離れてきて、ふと「私の人生、これでよかったのかな」と思うことが増えました。元彼の幸せそうな姿を見ると、胸が苦しくなって、涙が出そうになります。
これって未練なんでしょうか。それとも、今の生活への不満が原因なんでしょうか。夫には申し訳ないけど、気持ちの整理がつきません。
目を覚まして。それは過去の記憶を美化しているだけ

SNSで突然過去の知り合いが出てくることってありますよね。今、元彼のSNSを見るのがやめられないとのこと。そして、これは未練なのかというご相談ですね。
結論からいうと、未練ではありません。今あなたは自分で作り上げた「記憶の中で美化された元彼」に強く引き寄せられている状態だからです。
SNSを見て、「今の元彼」に恋をしているならそれは未練だと思います。でも、そうではありません。
普段から彼を思い出して苦しんでいたわけではないですよね。しかも、SNSに出てくるまでは思い出さなかった、つまり忘れていたんです。それに、未練と呼ぶには、あまりにも年月が経ち過ぎていると思います。
ということで、「未練だったらどうしよう」というお悩みに対するアンサーは、未練ではないので安心してくださいとなります。
そもそも、20年前の元彼と、今の元彼は違う人間です。20年も経てば人は変わります。20年前と全く同じ性格ではないので、元彼も変わっていることに気づいていただきたいです。
彼のああいうところが良かったなとか、こういうところが素敵だったと、良いところだけを思い出して、理想の元彼像を今自分の中に作り出してしまっているのが現状です。
厳しいことを言いますが、今のあなたは、記憶を美化して妄想の中に漂っているだけです。そして、妄想というのは、全て自分に都合良く作られていくものです。だから、妄想内の彼が、そして、妄想内の自分の人生が素晴らし過ぎて、胸が苦しくなるんだと思います。
よく考えていただきたいのですが、元彼と今一緒にいないのは、当時のあなたなりの理由や選択があったのではないでしょうか。
転勤について行かなかったのにも、当時はきちんとした理由があったのではないですか? また、自然消滅しても、それでもいいと思う理由が当時はあったのではないですか? それをきちんと思い出していただきたいと思います。
そうすれば、自分に都合のいい妄想は晴れ、まるで夢から覚めるかのような感覚が得られるかと思います。
そして、「今の生活に不満があるのか?」という問いに関しては、不満があるようには私には思えませんでした。
トキメキがないという話もありましたが、トキメキがないのは当たり前です。それは、トキメキが「新鮮味」という要素を必要としているからです。だから、何年も一緒にいれば新しいという感覚がなくなり、トキメキがなくなるのは当たり前です。
ちなみに私は、過去に執着しそうになるといつも、「一つボタンを掛け違えただけで、今の生活は手に入らなかったんだよな」と思うようにしています。あなたも、もしあの時元彼と別れなければ今の旦那さんとだって出会わなかったかもしれないし、子どもだっていなかったかもしれません。
そう考えると、今ある幸せは奇跡のようなものなんです。だから、妄想から目を覚まして、今ある幸せをきちんと全身で感じてみてください。
ここからは、具体的な話になるのですが、元彼のSNSを繰り返し見てしまうのは、一刻も早くやめましょう。元彼のアカウントをブロックして、物理的に見られないようにしてみてはいかがでしょうか。
そして、その上でSNSには良いところしか載せていないというSNSの大原則を認識してください。笑顔の写真の裏に何が隠されているのか、それを想像してみるのもいいですね。
例えば、写真の裏にあるかもしれない家庭内の不和など、あえて都合の良くない側面を想像してみるのもいいですね。せっかくあなたは妄想力がたくましいのですから、それを逆の方向に使って、幻想を打ち消すのもいいかもしれません。
ここまでのところをまとめると、あなたは未練を抱いているのではなく、過去を美化して妄想に浸っているので、その妄想を逆の方向に使ってみるということです。そうすれば、自ずと今の暮らしに感謝したり、幸せを感じたりすることができると思います。
ということで、これで私の回答は以上になります。これを読んで、少しでも心が軽くなってくださったら嬉しいなと思います。ご相談ありがとうございました。ご健闘を祈っています。

