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【職場の居心地が悪い】パート先の人間関係に疲れて家に帰るとぐったりする…。【人生相談】

家族・人間関係

2025.12.09

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「【職場の居心地が悪い】パート先の人間関係に疲れた」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:【職場の居心地が悪い】パート先の人間関係に疲れた

パート先で悪口を言われる女性のイラスト

(千葉県 55歳 詩織)

最近、パート先の同僚とうまくいかなくて、本当に毎日行くのが憂鬱です。
例えば、朝のミーティングで私が提案した作業の進め方に「そんなのやったことないよね」と小声で笑われたり、休憩中に私の話題だけ避けられているような気がしたり……。
些細なことでも陰口を言われているように感じて、休みの日もモヤモヤが消えません。
自分の性格のせいかな、と自己嫌悪にもなります。
辞めようかとも考えたけど、収入は生活のために必要だし、家族に迷惑もかけたくなくて。
周りには「気にしすぎ」と言われますが、気にしないようにするのは難しくて、心が疲れています。
どうしても、その場で笑顔を作るのがしんどくて、毎日帰宅するとぐったりしています。
このまま我慢し続けるべきなのか、思い切って環境を変えるべきなのか、答えが出せずにモヤモヤしています。

さあ、今こそ誇大妄想を始めよう

回答

何をやっても「これをやったら嫌われるかな」と考えてしまうお気持ち、よく分かります。私自身も経験がありますし、いま少し周りに“うまく溶け込めていない”ように感じてしまう状況なんですね。

そんなご相談者さんにオススメしたいのが、職場での嫌な過去を「書き換える」ことです。私は、過去はいくらでも書き換えられると思っています。怪しい話ではなく、本当に効果があります。

私は、キラキラふわふわした、何をやって稼いでいるのか分からないタイプの人間がものすごく苦手なのですが、そういう人ってすぐ「引き寄せ」とか「夢は書けば叶う」とか言うじゃないですか。そうしたフワッとしたことではなく、物事の捉え方が変わる具体的な方法があるんです。

過去を書き換えるとは具体的に何をするのか、お伝えしていきます。

まず、ノートとペンを用意して、過去に同僚から言われて嫌だった言葉や、こんなことをしたらこんな反応をされて悲しかった、などを素直に書き出します。できれば箇条書きがいいですね。番号も振ってみましょう。

次に、それを「逆の見方をしたらどうなるか」を書いていきます。書かれた出来事を、めちゃめちゃポジティブに捉えたらどうなるか、という視点で書き換えるということです。

今、どちらかというと被害妄想に傾きがちだと思うんですよね。そこで、真逆の「誇大妄想」で捉えると、物事がどう見えるのかを考えてみてほしいんです。

書く女性出典:stock.adobe.com

例を挙げると、「同僚が私の意見に対して嘲笑していたので悲しかった」と書いたあと、それを「でも、もしかすると私の意見があまりに良すぎて、悔しくなってああいう行動をしてしまったのかもしれない」と書く、というイメージです。

この調子で、“ものすごくポジティブな人間だったらどう捉えるか”という視点で書いていく。これが過去の書き換えです。私も、仕事で人間関係に悩んだときは必ずこれをやります。

この誇大妄想での書き換えをやると何が良いかというと、過去が変わるだけでなく、これから起きる出来事もプラスに捉えるクセがついてくるんです。つまり、過去だけでなく現在も変わるということです。

これができると、本当に強くなれます。何が起きても、誇大妄想でプラスに変換できるので、嫌な気持ちを引きずらなくなり、土日にモヤモヤを持ち越すことも減ります。

私も以前は人間関係でクヨクヨするタイプでしたが、これを身につけたら人生が変わりました。本当です。過去の書き換えで、現在もどんどん変えていきましょう。

最後にまとめると、人間関係の過去の嫌な出来事をすべて書き出し、それを誇大妄想で書き換えることで、“人間関係で悩まない自分”をつくるということです。

嫌だった出来事を書き出していくうちに、意外とノート1ページに収まってしまって、「あれ、私の悩みってこの程度だったの?」と、拍子抜けしてしまうかもしれませんよ。ぜひ、過去の書き換えをやってみてくださいね。ご健闘を祈っています。

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著者

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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