連載記事

【正直しんどい】体が思うように動かない…このまま老いていってしまうの…?

心と体

2024.05.14

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「【正直しんどい】体が思うように動かない…このまま老いていってしまうの…?」というお悩みです。

広告

連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:【正直しんどい】体が思うように動かない…このまま老いていってしまうの…?

イラスト

(山梨県 48歳 はちみつ)

近頃よく寝ているはずなのに全然疲れが取れません。

家では小学生と幼稚園の子どもたちの育児、家事に追われています。
仕事はサービス業で人前に立つことが多い為、無理に笑顔を作って接する気疲れもあると思います。

ため息をつく回数が増えたり、「つかれた…」と声に出してしまったり……、子どもから遊ぼうと誘われても「ごめん、むり…」と断ってばかりで、子どもからも「ママ大丈夫?」と心配をかけさせてしまっています。

学生時代は体を動かすのが好きだったので、現状の体の老化スピードが早すぎて心がついていけず、正直しんどいですし、このまま老いていってしまうのかと不安です。
何か簡単に気持ちがラクになる方法はないでしょうか。

今できていることにもっとフォーカスしてみて。当たり前は全然当たり前じゃない

回答

日々疲労感と闘いながら過ごしていらっしゃるんですね。「老化」という言葉がありましたが、心と体の不一致なんかもしんどくなる原因なんでしょうか。

もし、私が相談者さんだったら、今できていることにもっと目をむけてみると思います。今できていることは、現にあるわけじゃないですか。例えば、仕事もできているし、育児もできていますよね。そこにもっと注目してあげるんです。「自分、出来てるじゃん!すごい!エライ!」って感じです。

「そんな簡単なことで問題は解決するのか」「そんな月並みな方法で」と思われるかもしれません。でも、これができる人は強いです。どんな逆境でも、幸せを見つけることができるようになります。

自分をほめる出典:stock.adobe.com

ここで、少し私の話になりますが、私は以前病気をしたことがあります。その時に、薬の副作用で、尿と便が出なくなってしまったんですよね。尿が自力で出せなくて、「導尿」という、病院で管みたいなのをつけて尿を出してもらったりしたこともあります。私の中ですごく辛かった時期ですね。

こう考えてみると、当たり前ってほんと当たり前じゃないんです。相談者さんは、尿も便も自分で出せますよね。こうした当たり前の幸せにもっと目を向けたら、できてることってまだまだたくさんあることに気づきませんか?

風邪をひいたりすると、いつも思うんです。普段風邪をひいてない時って、もっと楽だったなって。こんなふうに、当たり前が当たり前でなくなった時に、人はあの時は幸せだったと気づくものなんです。

それだったら、普段からその幸せを感じましょう。今、出来ていることに目を向け、「自分、これは出来ているな」ということを一つ一つ見つけ、数えていきましょう。老化で出来なくなった事ばかりに目を向ければ、自分が苦しくなるだけです。

出来ないことより、出来たことに着目することで、「自分よく頑張っているな」と思えるはずです。簡単そうに聞こえますが、難しいことです。けれど、訓練していけばきっとできるようになります。

老化は誰にでも訪れますが、できるはずのことができなくなったりしていくのが老化です。その中で、今この瞬間できていることにフォーカスしていきましょう。それができるようになれば、これからもっと年齢を重ねていく中でも自分の幸せを見つけていけると思います。

ご相談ありがとうございました。当たり前の幸せは、全然当たり前じゃないんですよ。ご健闘を祈っています。

広告

著者

おのすん プロフィール画像

おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

【在宅勤務】「saita」編集者を募集中!

気になるタグをチェック!

saitaとは

連載記事

ガンバラナイクリエイターおのすんのガンバラナイための人生相談

広告