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【習い事の送迎がしんどい】本人はやる気あるのに、辞めさせるのはヒドい?

家族・人間関係

 【習い事の送迎がしんどい】本人はやる気あるのに、辞めさせるのはヒドい?

2024.05.07

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「【習い事の送迎がしんどい】本人はやる気あるのに、辞めさせるのはヒドい?」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:【習い事の送迎がしんどい】本人はやる気あるのに、辞めさせるのはヒドい?

イラスト

(埼玉県 49歳 きつね)

1年前、年長組だった次女の希望で地域のバレーボールチームに入部しました。
次女の友達が数人所属しており、体験会がとても楽しかったのと、練習場所が次女が通う予定の小学校(家から徒歩3分)で行うことから送迎の負担が少ないことも助かると思い、入部に至りました。
また保護者への説明会の中で、他チームとの試合で年に数回遠征があるが、それはチームの車で送迎するのでご安心くださいという話もありました。
ちなみに主人は接客業のため、チームが活動する土日祝日は仕事で全く頼りになりません。

しかし半年前にチームの選抜メンバーが地域の大会で準優勝をして以来、監督やコーチの熱が上がったようで、練習時間が増え、体力づくりのために土手での練習が追加されました。
また、練習試合も増え、年数回だったはずが月に2~3回遠征するようになってしまいました……。

土手は家から離れているので、送迎する必要があり、毎回三女を引き連れての送迎&見守りがしんどいです…。
また、遠征時の送迎はチームの車に選抜メンバーとその保護者でいっぱいとのことで、選抜メンバー以外は自家用車で応援にくるように連絡がきました。
うちには自家用車がないため、電車かバスを利用していますが、もちろん毎回自己負担です。
(裏で応援に参加するメンバーを評価していくという発言もあったようです……。)

このしんどさについていけなくなったのか数か月で数人が辞めていきました。
次女は楽しく参加しているのですが、私は正直辛く、辞めてもらいたいと思ってしまっています…。
次女に正直に辛いことを伝えて、チームを辞めさせるのは酷い話でしょうか。

この世には「しょうがないこともある」と学ぶ良い機会と捉えてみては

回答

習い事の送迎、本当に大変そうですね。自家用車を持っていればまだしも、毎回電車かバスを使うのはお金もかかるしとても負担が大きそうです。でも、お子さんは楽しんで通われているとなると、やめさせるのも心苦しいですよね。

ただ、結論から言ってしまうと、今回のことを「できないものはできないんだ」と、お子さんが知る良い機会と捉えてみるのはいかがでしょうか。こうこうこういう理由で続けるのが難しい、だからこの習い事はもう続けられないよ、と伝えてみるんです。

習い事を始めたばかりの頃と、状況は全く違うわけですから、その理由もきちんと説明すればわかってくれる気がします。それに、大人にも事情があること、そしてこの世には「しょうがない」こともあるんだということを知ることも大切なことだと思います。

ここで私の話になりますが、以前不動産事務の仕事をしていた時、結構男尊女卑が激しい職場だったんですね。そこでは、朝出勤すると、女性だけがお茶汲みをしているような古い体制の環境でした。この環境を変えられるか、と考えてみたけれど、私1人の力では変えられませんよね。だから、その環境に甘んじるしかありませんでした。

この経験から、学んだことは人生、「しょうがない」こともあるということでした。つまり、自分では変えられないことがこの世にはあるということが言いたいんです。

娘と話してみる出典:stock.adobe.com

確かに、お子さんが楽しく通っているのにやめさせるのは心が痛むかもしれません。でも、それも一つの学びの機会と捉えてみるのはいかがでしょう。

人生、何が起きても良い学びの機会です。ピンチこそチャンスで、新しい習い事を探してみたらとってもハマってしまった、なんてこともあるかもしれませんよ。新しい他の習い事を一緒に探してあげるのもいいかもしれませんね。次も運動系になるんでしょうか。みんなが納得して次に進めますように。ご健闘を祈っています。ご相談ありがとうございました!

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著者

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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