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ママ友を羨んだり、妬んだりしている自分がイヤでイヤでたまらない…<ひかりさんのお悩み>

カルチャー

 ガンバラナイ人生相談

2023.03.21

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「ママ友を羨んだり、妬んだりしている自分が嫌で嫌でたまらない…」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:ママ友を羨んだり、妬んだりしている自分がイヤでイヤでたまらない…

イラスト

(東京都 42歳 ひかり)

最近、人を羨んだり、妬んだりしている自分が本当にイヤで悩んでいます。

恐らくきっかけは、仲良かったママ友4人に、自分だけが誘われない時があったことだと思います。
自分だけが誘われてないと分かった時、本当に本当に悲しくて、夫にも言えず、ただただ時間が過ぎていくのを待っていました。
別の人と過ごす時間も増やして、仕事も始めました。
誘われなくても誘われない理由を自分で作っていきました。

そこから、仲良かったママ友が旦那さんとうまくいかなくなればいいのにとか、お金のトラブルに巻き込まれたらいいのにとか、
でも散財してて羨ましいな、高級車乗ってて羨ましいな、とかも思うようになりました。

夫との生活に悩んでいるわけでは全く無く、むしろ幸せです。

自分軸を持たないといけないなとか、人と比べたって意味ないし、
今こんなに自分は幸せなのに、なぜ人を羨んでしまうんだろうと自分が嫌になります。

子どもにもこんな母親に育てられてかわいそうだなと思います。
子どもには、自分のようになって欲しくないです。
自分には自分の良さがあり、それをわかってくれる人だけと付き合っていけばいいと心から思っています。

羨ましいのは、自分と似ている人だから。比較対象を変えてみよう

回答

ママ友に誘われな買ったことは寂しく、悲しかったことと思います。ただ、自ら行動を起こして、自分を忙しくしているという対処法は素晴らしいと感じました。それでも、ママ友の情報がSNSとかで入ってきてしまうのでしょうか。羨ましいという感情って意外と消耗しますよね。

そもそも、羨ましいとか妬ましいという感情ってなんなのかなって考えてみましょうか。私は、羨ましいという感情は、今の自分に似ている状況の人だから湧いてくる感情なんだろうなって思っています。

例えば、今をときめく女優さんがテレビに出てきた時、羨ましいとか妬ましいって感じますか?多分感じないと思います。要は、自分と遠すぎて、違いすぎて、羨ましいとは感じないんですよね。

だから、今ママ友に羨ましい感情が出てくるのは、自分に似ている人と比較している状況だと言えるんです。散財してて羨ましいと感じた時は、恐らく自分もちょっと頑張れば買えるものだったりするから、それができてない自分が苦しくなるんですよ。

まずは、「自分と境遇が似ているから嫉妬してしまうんだ」というところを抑えておきましょう。

では、どうするか。私は、比較対象を近い人から、遠い人に変えるのが良いんじゃないかと思います。最近流行りの「推し」でもいいですし、女優さんとか、ハリウッドで活躍するレベルのセレブとかに、比較対象をスイッチしてみましょう。

「羨ましい」から「憧れる」へと感情のスイッチをしてみるんです。憧れの感情は、苦しくないですよ。むしろ遠すぎて、苦しさが減るんです。騙されたと思って、まずは憧れの対象を作ってみてください。

憧れの存在ができることで、「メイクを参考にしてみようかな」などと、今度は、参考にするというポジティブな行動が増えていくとはずです。自分自身も成長できるし、憧れって最高なんですよ。

憧れの存在に近づこうと、努力したり研究したり、そうやって自分を高めてみてくださいね。そうしているうちに、ママ友のことなんかすっかり頭になくなると思います。

最後に。今は、インスタグラムなどのSNSの普及によって、人と比べやすい時代になりました。人類史上最多に比較してしまう人たちが増え、もちろん楽しい反面、妬みで苦しんでいる人も多いように感じます。だから、羨ましいと感じたら、自分と比較する事はせず、そういう存在からはそっと距離を置いてみるのがおすすめです。そして、その代わりに自分なりの憧れの存在を見つけてみましょう。

憧れの存在を胸に、毎日生き生き過ごせたら素晴らしいですね。ご相談、ありがとうございました。まずは、憧れの存在を見つけることから始めてみてください。ご健闘を祈っています。

 

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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