相談:娘が性被害者にならないために親が注意すべきこととは?
バツ1で小学校5年生の娘を育てているシングルマザーです。
現在お付き合いしている男性がいて、彼はとても誠実で優しく、私のことを本当に大切にしてくれています。
将来的には再婚も視野に入れており、彼は娘に会うことも前向きに考えてくれていて、娘も彼に会うことを楽しみにしています。
しかしどんなに彼が良い人であっても、万が一娘が彼から性的な被害を受けるようなことがあったらと不安に感じてしまうことがあります。
彼と娘をどのように引き合わせるべきか、また娘を守るためにどのような注意や心構えを持っていればよいのか、ぜひアドバイスをいただきたいです。
(福岡県 49歳 コロネ)
娘さんのプライベートなスペースをきちんと守ることが大切
性被害、このワードを最近ではよく聞くようになりましたね。どんなに信頼しているパートナーでも、万が一のことを考えてしまうお気持ちはよく分かります。
私は、性被害対策には二つの方法があると考えます。一つは性被害を予防すること、二つ目は性被害が起きたときにきちんと相談できるようにしておくことです。
まず、一つ目の性被害を予防するためにどうしたらよいかということですが、これについてはパートナーと直接話すようにしましょう。娘さんには話さなくていいと思います。
理由は、娘さんに不要な心配を抱かせないためです。仮定であっても、パートナーからの性被害の可能性を話されたら誰でも心配な気持ちになるものです。
ですから、パートナーとの話し合いの場を持つようにしてください。そこで、性被害が心配だとストレートに話すのではなく、娘さんのプライベートなスペースをしっかり守るようにして欲しいと話しましょう。
例えば、お風呂場、トイレ、娘さんの部屋など、守るべきプライベートなスペースがあります。もし可能であれば、お風呂場や娘さんの部屋に鍵をつけておくのもいいかもしれませんね。
プライベートな空間をしっかり守っておくことで、娘さんも、ご自身も、安心して過ごせるようになると思いますよ。
次に、二つ目の、性被害が起きたときに相談できるようにするという点です。これは、娘さんと二人きりで時々外でご飯を食べるのはどうでしょうか。
家ではなく外で、パートナーのいない場所で、娘さんと話す機会を作ります。普段話しづらいことも話せますし、パートナーについてどう思うか、さりげなく探るのもいいかもしれませんね。
このように、二つの方法をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。性被害は日々報道で見るだけに、不安になるお気持ちはわかります。
ただ、きちんと防ぎ、きちんと話せる環境をつくることはできます。ご相談ありがとうございました! 少しでも気持ち的に楽になるアドバイスができていれば幸いです。ご健闘を祈っていますね。