連載記事

【動画中毒の息子】どう話せばルールを守ってくれる?YouTubeから距離を置くためにできること

家族・人間関係

 【動画中毒の息子】どう話せばルールを守ってくれる?YouTubeから距離を置くためにできること

2024.03.05

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「【動画中毒の息子】どう話せばルールを守ってくれる?」というお悩みです。

広告

連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:【動画中毒の息子】どう話せばルールを守ってくれる?

イラスト

(和歌山県 51歳 プエルトリコ)

小学4年生の息子は平日は学校から帰ってくるなり、外へ遊びに行くことなくずっとYouTubeを見ています。

動画の見過ぎは目が悪くなるし、動画に集中し過ぎて他人の話を全然聞かなくなるので、話し合って視聴時間のルールを設けました。
しかし最初の2~3日は守ってくれたのですが、最近は自室にこもってこっそり長時間見ているようです。
iPadを隠すことも考えたのですが、学校から支給されたiPadなので取り上げることもできません。

どう話したら納得してルールを守ってくれるようになるでしょうか。

息子さんが、自分で自分を制御できなくなっている可能性も

回答

動画ばかり見ている息子さんのご相談ですね。外に遊びに行くこともなく、うちにこもりっきりというのも心配です。ルールを作っても守ってくれないとのこと、一体どうしたらいいのか一緒に考えていきましょう。

私が一番心配なのは、息子さんがルールを守ってくれないのではなく、ルールを「守りたくても守れない」ところまで来てしまっていることです。

YouTubeは、自分が興味を持てそうな動画が、次々と出てきますよね。YouTubeを見ていると、あっという間に時間が経ってしまったというのは大人だって誰しも経験があると思います。

息子さんは、YouTubeをやめたくてもやめられないのかもしれません。中毒状態になっているのかもしれず、とても心配ですし、一刻も早くその状態から救い出してあげたいですよね。

それに加えて、YouTubeは、自分が好きな動画しか出て来ませんから、情報も偏るし、刺激も偏ります。成長期の息子さんには、友達と外で遊んだりと他の刺激も必要なはずです。

ということで、ここで私からの提案です。YouTubeの長時間視聴をやめさせるために、iPadを「リビングでのみ使っていい」というルールにするはいかがでしょう。iPadを常にリビングに置いておくものにするんです。そうすれば、常に親の目があって、長時間視聴もできなくなり、ルールも守れるようになると思います。

リビングでipadを使う出典:stock.adobe.com

iPad置き場をまずリビングに作りましょう。それで、自室では見れないようにすることで、ある程度強制的にYouTubeから距離を置けるようにするんです。iPadを使って勉強する際は、リビングでやってもらいましょう。

私は、小学生のころから自室ではなくリビングで勉強していました。自室ではなくリビングで勉強するのも、料理をする音とかが常に聞こえるので、静かではない状況でも集中する能力がついてそれもまたいいものですよ。

大人でも、かたときもスマホが手放せない人もいるのですから、子どもがiPadとうまく付き合うのはとても難しいことなんだと思います。子どもが動画ばかり見ているということでお悩みの保護者の方も今の時代とても多いはずです。

動画が今現在息子さんの唯一の娯楽になってしまっているので、他の娯楽を楽しむ時間も作ってあげましょう。例えば、休日に海や山へ連れて行ってあげるのはどうですか?あとは、家族でボードゲームを楽しんだりするのもいいと思います。

他のいろんな刺激をバランスよく受けて、YouTubeへの興味が少しずつ落ち着いていくといいんじゃないかなと思います。YouTubeと程よい距離を保てるよう、家族でサポートしてあげましょう。ご相談ありがとうございました!ご健闘を祈っています。

広告

著者

おのすん プロフィール画像

おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

気になるタグをチェック!

saitaとは

連載記事

ガンバラナイクリエイターおのすんのガンバラナイための人生相談

広告