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44歳。仕事も楽しく彼氏とも仲良しなのに「いつ結婚するの?」と周りからの余計なお節介が…!

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 44歳。仕事も楽しく彼氏とも仲良しなのに「いつ結婚するの?」と周りからの余計なお節介が…!

2023.01.29

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「今の生活に満足!なのに余計なお節介が私を不安にさせる…」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:今の生活に満足!なのに余計なお節介が私を不安にさせる…

イラスト

(東京都 44歳 ステンレス)

44歳独身です。

仕事は楽しく、稼ぎも良く、年下の彼氏もいて、公私ともに順調です。
このまま時が止まればいいのに…と思うくらい今の生活に不満がありません。

ですが、周りから「いつ結婚するの?」「早く籍入れないと逃げられちゃうよ」と余計なおせっかいを言われます。

私としては「結婚」にこだわりは無く、このままパートナーとして付き合っていきたいので、彼ともそういった話を何度もしてきてお互い承知の上の関係を築いてきているつもりです。が、そうゆうお節介を言われると不安になって揺らいでしまう自分がいるのも現実です…

周りの意見を気にせず、強く生きるためのアドバイスを是非お願いします!!

それはマリッジハラスメント。まずは悩みに名前をつけることから始めよう

回答

自分の中では納得しているはずのことでも、いざ他人に色々言われると、つい反応してしまうことってありますよね。些細な一言に揺らぐな私!と思えば思うほど、他人の言葉が心にこびりついてしまったりもします。

でも、よくよく考えてみると、このとやかく言ってくる他人って、かなり意地悪な人なんですよね。お節介と表現されてますけど、結婚ハラスメントって言えるくらい、自分の価値観を一方的に押し付けてきてます。さらに、「早く籍入れないと逃げられちゃうよ」なんて発言をする人はもう論外、失礼だし傷つきますよね。

私がここで言いたいのは、要は「お節介」の域を超えているということ。お節介なんて言葉じゃ足りないです。失礼も通りこして、もはや言葉の暴力だと思うんですね。日本には、こういう行きすぎた同調圧力があると感じていて、この結婚関係になると状況はさらに悪化するように感じます。むしろ女性同士で、足を引っ張り合うようなイメージ。結婚して当然だよね!という「当たり前という刃」を持って、他人に向かってくる人がすごく多い気がします。

それは言い過ぎだよ〜と思う人も多いかもしれないけれど、人が迷惑に感じるならそれはもうハラスメントと呼んでいいと思うんです。日本ではこの発言が当たり前すぎて、ハラスメントだって言ったら言い過ぎという人もいるかもしれません。そこがさらに問題すぎます!一般的になりすぎてハラスメントをハラスメントとも感じない、ある意味「麻痺」が起きているんです。

結婚ってよく考えるとすっごくプライベートな話じゃないですか?結婚は一生を左右する大きな決断だという人もいれば、その形にこだわらないという人ももちろんいます。結婚は強制ではないんです。だから自由に考えて当然なんですよね。マタハラは結構一般的になってきた印象はありますが、「マリハラ」はまだまだ女性同士の中でもはびこっているような、肌感覚ですがそう感じます。同性同士だからこそ、逆に社会的な問題になりづらいというのが私の持論です。

あなたが「お節介」と表現しているまでは、相手が自分のことを思ってくれているんだろうな〜という、ある意味相手の考え方の寄り添いがあるんですよね。そこがまさに悩みを悩みたらしめる原因です。実際相手は全然自分に「寄り添ってくれてない」んですよ。このことに気づくことがまず必要だと思います。

「当たり前の刃」を持ち出したいヤツは、まず絶対に友達候補になれません。友達候補でもない人が、自分にハラスメントをしてきているんだと捉え直してみましょう。そうすると、相手の考えも一理あるなあなんて揺らがなくなるんじゃないでしょうか。

あなたは、仕事ができて、年下のパートナーもいて、言い方は悪いですが、意地悪な人から少しばかり狙われやすかったのかもしれません。とにかく羨ましい!をこじらせてしまった人が、今後もあなたに言葉の刃を持って向かってくる可能性が高いです。ただ、そういうことを言われてあなたは当然の存在なんかじゃないんですよ。相手が一方的に悪である、このことに間違いありません。言ってくるヤツはあなたが大切な人でもなんでもなくて、その失礼で私は傷ついたんだと理解することからまずは始めてみましょう。

社会的な問題なんだなと理解して捉え直すことで、他人の意見は次第に気にならなくなると思います。あなたが悩んでいるのは「マリハラ」です。悩みに名前をつけることで自分の悩みが分類されて、理解しやすくなりますし解決方法も見えてきます。自分は何に悩んでいるのか、って意外とわかっていそうでわからない人が多いんです。だから悩みに名前をつけることはもしかしたらとても大事なことなのかもしれませんね。ご相談ありがとうございました。少しでも気が楽になったり、心が救われる人がいたら嬉しいです。ご健闘を祈っています!

 

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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