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「大人になっても母がこわい」でも「一緒に暮らそう」と言われて……#ガンバラナイ人生相談

カルチャー

2021.05.23

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回は、嫌いな親と縁を切らずにうまくやっていきたいというお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:怒られてばかりで、今でも母がキライです。

38歳2人姉妹の長女です。
両親には小さい頃から厳しく育てられ、成績が悪かったりすると家の廊下で立たされたり、部屋が片付いていないと家を閉め出されたりして育ちました。

おかげでいつも怒られないかとびくびくしているため、人から怒られることがキライです。怒られないように生きてきてしまったせいで、優等生に見えるようになってしまい、私もそのワクから出ることができません。

中学や高校は塾が終わっても塾にいたりして、できるだけ家にいないようにしました。大学は家から出たい一心で、東京に上京し、一人暮らし、そしてそのまま東京で働いています。

両親のことは嫌いなのですが、反発するほどの勇気もなく、今では年に3日ほどしか会わないので、その期間だけ我慢して優等生を演じていました。
ところが昨年父が他界し、母が1人になりました。寂しくなったのか「帰ってこい」としつこいです。

妹は結婚して旦那さんのご両親と2世帯で住んでいることもあり、帰ってくるのはおねえちゃんしかいない、と泣きながら言われてうんざりしています。

大学まで出してくれたり、なんだかんだで感謝の気持ちはあれど、一緒に住んだりしたら私が壊れてしまいそうです。

でも、はぐらかしたり、電話に出なかったりしたら、ついに来週東京まで会いに来ると言われました。

絶対一緒に住みたくないけれど、縁を切りたいわけでもないのですが……円満に解決できる方法ってあると思いますか?
どうすればよいでしょうか。

(東京都・38歳・グリーンライム・薬剤師)

おのすん的解決策は「逃げよ!」

母がキライ

「実は……わたしも!」

実は私も似たような環境で育ち、共感する部分が多くあり、わかる!わかる!と思いながら読ませていただきました。

罪悪感と不安でいっぱいいっぱいになりそうな気持ちお察しします。どうか、同じような状況である仲間として、こんな考え方もあるのかと参考になったら嬉しいです。

逃げの選択肢で結果勝てばいい

私自身の話をすると、親がとても過保護です。今ではあまり連絡を取っていません。話し合うとこじれてしまうので、電話には出ません。メッセージのみのやりとりで距離をとっています。住所も教えていないほどなんです。

私もこういう距離の取り方をしているので、「親と話し合って解決すれば?」と言うかもしれませんが、わたしは言えません。
それが一番辛いということがよくわかるからです。

話し合うことは、お母様と向き合うことだと思うのでグリーンライムさんにとっては、一番やりたくない選択肢ではありませんか? 
わたしもやらなくて良いと思います。ですから、距離を取ることを最優先にし、出来るだけ「逃げ」の選択肢を取るのはいかがでしょうか。

周りから見れば逃げている、というふうに見えても、それは自分にとっては「逃げ」ではない。そういうことはよくありますよね。

会社の人間関係が辛いから転職する人、子育てが大変だから買い物で発散する人、一見問題を解決していないようにはたからみえてもそれはその人なりの立派な解決策だと思うんです。

相手が悪い時は逃げるしかない時もありますよね。もしくは「無」になるのもいいかもしれません。
戦っても勝てない相手の場合、逃げるが勝ちです。

親との確執は少し話し合うくらいでは絶対にとけませんし、時間がいくらあっても足りません。
穏便に……は今回諦めて、必死で逃げてみてはいかがでしょうか。

どうか私からのメッセージが届きますように。グリーンライムさんの幸運を祈っています。

イラスト:フジコ

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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