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40歳女性のお悩み「やりたかった仕事も長く続かない私。どうしたらいいのか…。」

働く・学ぶ

2022.05.01

ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回の相談者さんは「やりたい仕事も長く続けられない」というお悩みです。

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連載:おのすんのガンバラナイための人生相談

相談:やりたい仕事も長く続けられない。どうしたらいいのか…。

イラスト

(愛知県 40歳 「前にすすめない」さん)

現在、小学校低学年2人の子がいて、私は正社員として働いていますが今月で仕事を辞めます。

子どもが幼稚園の頃はパートで働いていましたが、やりがいと給料を求めて正社員で仕事を探し働き出しました。でも今の会社は3社目。

前回の会社は体を痛めて家事が出来ないくらいになり辞めました。前々回の会社は上司が育児に理解がなく、子どもの迎えに間に合わないのに毎日残業をさせられ辞めました。こんな感じで、仕事が続きません。

家族のためにも、自分のためにも稼ぎたい、稼がないと。とも思っていますが、またすぐに辞めたくなるのではと不安が強いです。

独身の時から介護の仕事で、やりがいがあり、給料もわりともらっていました。現在は自分の体や子どもたちの事を考え、全く違う仕事をしようかと思ってもいますが、どうしても仕事にやりがいを求めてしまう自分がいます…。

いろいろな思いが交差して前に進めなくなっています。

 

継続できなくてもいい!「継続の呪い」を解いていこう

回答

私も少なくとも5回くらいは転職しておりますので、お気持ちが感覚的にわかります。もはや転職回数を数えたこともない、というのが私のぶっ飛んでいるところですね。

たしかに、仕事を続けたいけど、やりがいも欲しいし、お給料も欲しいです。私も欲しいです。全部欲しいからこそ、仕事は選びに選び抜きますよね。でも、仕事を始めた途端にその仕事にないものに気づくことって意外とよくあることなのかもしれません。

相談者様の一番のお悩みポイントは、おそらく「継続の美学」というところに隠されていると私は感じました。言い換えれば「継続の呪い」といってもいいかも知れませんね。ご相談者様は、転職しまくったらいけないんだ、と考えていらっしゃいます。そこの部分です。

私自身もこう見えて、かつては継続の美学を信仰する1人だったんです。仕事を続けられない自分を毎日毎日責めてばかりいました。けれど、ある時ふと「あれ?でも今現に自分転職できてるしな〜」と気づいた時があったのです。その時から様々なしがらみが一気にほどけ始めたんですね。

転職したいから転職する、それで今、相談者様は実際に転職できています。その実績は紛れもない事実です。今後だって、同じようにダメだったら転職すればよいのではないでしょうか。

転職できる、ということは自己アピールが上手な証拠です。転職の際のノウハウを活かして、キャリアアドバイザーという仕事だってアリだと思います。これは一例ですが、みんなが転職しないけど自分は転職する、その希少価値に注目していくのもいいのかもしれませんね。

継続の美学を盲信せず、自分のやり方は人とは違うのだと認めてみるのはいかがでしょうか。転職する勇気があるなら、それを認める勇気もぜひ持ってみましょう。人と違うことは欠点と言われがちですが、最大の差別化ポイントに間違いありません。

ご相談ありがとうございました!相談者様のご健闘を心から祈っております。

 

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著者

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おのすん

コラムニスト。「わたしはもう、がんばらない」をキャッチコピーに、主にインスタグラムで活動中。無理しすぎる人や、我慢しすぎる人に寄り添う発信をしている。自身もかつては、重度の頑張り屋さんであった。

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